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無敵のフルフェイス  作者: みけな
第二章 無敵のコンビ〜始動編〜
96/150

96話 暗躍する影①

年明けの電車がすごい混んでる気がする。おしくらまんじゅうが続くと辛いわ〜

そして扉が開くたび寒い!全然暖かくない!


ブックマーク、感想、評価、誤字報告、読んでくれた皆様!

いつもありがとうございます(*'ω'*)

 レブルと王都でお茶をした後、ラストラの家に帰った。


「師匠!おかえり!」

「ただいま。魔族と戦闘したみたいだけど、セローは怪我はなかった?」

「うん。全然問題なかったよ。」

「そっか。お留守番ありがとうね。」

「えへへ〜」


 セローの頭を撫でる。


「セローさん凄かったですよ。容赦のない魔法は、まさに師匠譲りでしたね。」

「別に僕は普通に魔法を使っているだけだよ。容赦ないって、そんな常に殲滅してるみたいな言い方……」

「結果はそうなってますよね?」

「たまたまそう言う相手が続いてるだけだって。」


 ―ガチャ。


 入口で話していると目の前の扉が開く。


「シノブ帰って来たのか?」

「ただいまアマン。」

「そんなところで立ち話してないで、中で話せばいいだろう。俺らも色々と聞きたいこともあるしな。」

「そうだね。」



 みんなで部屋に集まり、僕はお城であった事をみんなに伝える。


「……それでこの場にエストが居ないのか。」

「そうね。家族とあまり会わないみたいだし。」

「シノブが言うのであれば戦闘面では大丈夫なのだろう。しかし、一つだけ気になる事があるんだが。」

「どんな事?」


 エストは今日お城にお泊り。その経緯をみんなと話しているとゾンが疑問に思う。


「結局……あの黄金騎士団に命令をしたのは誰だ?」

「誰って国王の偽物じゃないの?」

「レブルの言うその偽物はどうしたんだ?」

「どうしたって……どうしていたかしら?」

「そう言えば、そこははっきりさせてなかったね。」

「そうなるとかなり心配なんだが……」

「それなら一度、現状を確認しようか。アイさん全員とエストと繋げる事が出来る?」

『はい。可能です。しばらくお待ち下さい……』


 エストが心配になるゾン。状況の確認と言う事で、アイさんに全員で会話出来るようにしてもらう。


 ゾンがエストを呼ぶ。


「……エスト聞こえるか?」

『へ?ゾンの声が聞こえる。1人になった途端に幻聴って、想い過ぎているかな……』

「きゃ!エスト大胆っすね。」

『え?ラストラ?』

「はい。ラストラです。」

『何で声が聞こえるの?あ、シノブさんとアイさんが?』

「そうっす。」

「ゾンが気になるって言うから、みんなで会話出来る様にアイさんに繋いで貰った。」

『これみんなに?』

「聞こえてるよ。」

『っ〜〜〜!?』


 声にならない声が聞こえてくる気がする。心なしかゾンの顔も少し照れているような……


「それでエスト。シノブに話を聞いて気になる事があるのだが。」


 至って冷静なゾン。まぁゾンってそう言う人だよね。


『……悶えている私が馬鹿みたいね。』

「「どんまいエスト。」」


 ここにはいないエストを慰めるラストラとレブル。


 エストにあの後の事を聞いた。

 しばらく何でもない雑談の後もう1人の国王はどこへ行ったのか?って話題になった。どこに本物の国王がいるかと言うと……


「魔界に行っていると?」

『たまにこっちに戻って来れるようにゲートがあるらしいわ。』

「へぇ〜だから魔族が減ったはずなのに、この短時間で再度増やす事が出来たんだね。」

「それって不味くないかしら?いつでも王都を襲えるって事でしょ?」


 ん?言われてみれば。


「それってお城の中にあるの?」

『さすがにそれはないわ。外に出た森の中の洞窟内に隠してあるそうよ。』

「ふーん。外のゲートは後で調べてみるよ。お城は現状問題なさそう?」

『今の所は何もないわ。』

「了解。ちょっとこっちで作戦考えるから、今日はゆっくりして。」

『ゆっくりね……あぁ帰りたい。』


 エストとの繋がりがなくなった。最後ボソって何か聞こえた気がする。


「シノブさん。森のゲートどうしましょうか?」

「そこだよね。早急に何とかしたいから、すぐに動きたいね。どうしようかな……。」

「私が行きますよ。場所もまだ分かってないですし、まずは調査します。」

「お願いできるハイヤー?」

「はい。それではお先に……」


 ハイヤーが森へと出かけた。何かあれば僕に、すぐ知らせられるような装備は渡しておいた。


 そしてハイヤーとエストを除いたメンバーで食事をしている。


「……。」

「心配な気持ちは分かるが、落ち着けゾン。」

「何を言うかアマン。俺は落ち着いている。」

「落ち着いている者は、スープをフォークで飲んだりしないぞ?」

「…………。」


 ゾンが気にしている事はやっぱりエストの事だろう。


「忍さん。向こうは勇者がいるんだし。エストにも1人護衛がいても良いんじゃないかしら?」

「レブルがそう言うなら……誰が行く?」

「そんなの1人しかいないわよ。ねぇゾン。行くでしょう?」

「いいのか?」

「この流れでいく人間はこのパーティにはいないわよ。

「念の為戦う武器と連絡用の装備は渡しておくね。出発は……」

「すぐに頼む。」


 あーそんなに心配なのか。


「それじゃ、ゾンを送って来るから。」

「いってくる。」

「「「ごゆっくり。」」」


 一度行った事のある場所にしか行けないから、前もって渡したいものがあるって、入口まで来てもらった。そしてエストにゾンを届けて、僕はとっとと屋敷に戻る。

 ハイヤーからの連絡が来た。


『シノブさん。ゲートを見つけました。それともう一つお伝えしたい事が……指揮官の様な人間がいます。』

「ゲートの近くに人間の指揮官か……」


 思い浮かぶのが1人いるんだけど。今はエストもキャリパーさんもいないし、確認する為に連れて……確認するだけなら触ればいいか。


「今からそっちに行く。」

『はい。お気をつけて……』


 さてと僕の考えが正しければ、一気に色々と解決するだろう。この出会いが吉と出るか、凶と出るか……。


忍「それじゃ。確かに届けたから!」


エストレア「ちょっと!?そんな物みたいに……っていっちゃったわね。」

ゾン「そうだな。」

エストレア「その……ゾンは何をそんなに構えているの?」

ゾン「備えていれば安心だ。」


エストレア「はぁ……。」

ゾン「迷惑だったか?」

エストレア「そんな事ないから!ここで突っ立ててもしょうがないわ!行くわよ護衛さん。」

ゾン「あぁ。しっかり護ろう。」

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