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ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅵ章 滅亡した聖魔街

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Lv46 レングァーレムとの戦い

「クーム!避けろッ!!」


クームが俺の合図でレングァーレムの攻撃を避けた。

なんだ?レングァーレムって、普通のゴーレムじゃないのか?

ゴーレム系統の魔物は魔法防御耐性が高い、

だから、クームに頑張ってもらうしかないが……。

俺が考えている間にクームは何度も斬り込んでいたが、

結果的にクームの攻撃力では、

このゴーレムには傷一つつけることが出来ていない。

どうすればいい?考えろ!

今までほとんど不利な戦いをしてきて勝ってきたんだ。

今回だってきっと勝つ!

虹貝の笛を使うか?いや、この笛は俺達にも効く。

もしゴーレムに効かなかった場合、終わる。

俺の魔法を試してみるか?

いや、エネルもヒートも効かないに違いない。

ならどうする!?

……そうだ、あれから少し時間が経っているんだ。

“アレ”を使ってももう大丈夫かもしれない、だが……。


【フード!】

「んあ?なんだ!いきなりどうした?」

【倒す方法思いつかないんでしょ!?】

「いや……あぁ、そうだ。

俺達にこのゴーレムを倒す術はないかもしれない……」

【別に倒す必要はないんじゃないかな!】

「倒す必要は……ない……?」

【ほら!巻いてるやつのボタン押したから、

こうなったんでしょ!】

【だったら壊しちゃえば良いんだよ!】


クームの言葉にハッとした。

そうだ、そもそもあの巻かれたやつのボタンを押したから、

あいつは動き出したんだ。

なら壊してしまえばいい!

だがどうやって壊す?

クームの力で壊すことは出来ないだろうし……。

結局状況は平行線で変わらないのか……?


【僕が斬る!∠(`・ω・´)】

「はぁ!?レベル0のお前に斬れるわけ……」

【方法がないなら試させてよ!!】

「なっ……わ、わかった。俺が奴を引きつける」


俺はあまりの剣幕に押し通されてしまった。


「喰らえ!テラエネル!」


放った魔法がゴーレムに直撃した。

バシーン! と音を立てた後、

バチバチと弾けながら消えていく。

やはり、魔法は効かない。

ゴーレムは俺に向かって猛突進してくる。

なんとか避けたように思えたが、少しカスってしまった。

……!?

イッッッタ!?は!?ちょっとカスっただけだぞ!?

当たりどころが悪ければ右腕失ってたんじゃないか!?

と、あの巨体だと突進した後は動きが止まった。

さすがに俊敏性はなさそうだ。

この機を見てクームは縦回転斬りを決め込んだ!

パチンッ!

なんと、巻かれていた物を斬ることに成功した!

すると、ゴーレムはパタリと動きを止めた。


「やったぞ!クーム!

まさか本当に斬ることが出来るとはな!」

【やったね!(^_-)-☆】

「だが、あの巻かれていた物は明らかに後付けされた物。

壊したからといって油断は出来ない……」


その時、大使館の方から眩い緑色の光がピカッ!と光った。


「……今、大使館の方から緑色の光が見えなかったか?」

【え?見てなかった】

「……」

【気になるなら見てきたら?】

「え?あー……いや……」

【ゴーレムまだ動かないし、

僕が見ておけば大丈夫!(`・ω・´)ゞ】

「…………ちょっと、見てくる……。

すぐ!すぐに戻るから!待っててくれ!」

【ゆっくりでいいよ( ^^) _旦~~】


俺はゴーレムをクームに託して、

大使館の方へと向かった。

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