70/72
5
あっさり倒してしまった俺たち
ドロドロの機械兵団
笑いこけてるピロエ
…なぜ笑いこけてる?
「さて、これでひと段落ついたか」
「ああそうだなー♫」
「…おまえ、もしかしてこの気持ち悪い光景を気に入ってるか?」
「全然! 気持ち悪いわけない!」
…訂正し忘れてたことがある
機械兵団は、中が内臓みたいな形であること、茶色い血を吹くことがある
…マジで人間みたいだ
「ま、いいけどさ」
「でもまあ、結果オーライ♫」
「…なんだその単語?」
ガガガガガ…
何かが近づいてくる
仕留めそこねてたのか、別行動だったのか…
もう一体残っていて、マキを狙う
「ヤバイ! 避けろ!」
だが、俺の声は届いてももう遅い
「…シ……ネ……」
機械はそう言って突っ込んで、手を剣のように鋭くさせて––––
––––どこからやって来たのか、割り込んだシンが刺された
マキは声も出ない
俺らも声は出ない
シンは、声が出ないが、俺に口の動きでこう言ったように読み取った
『マキを頼む』
そう言って、まだ燃え上がっていた炎の渦に消えていった




