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気まぐれで決められた最強勇者と異世界事情  作者: ヨベ キラセス
第六章 異世界と『異世界』の機械事情
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「…さて、どうするか」

 俺はため息交じりに言う

「どうしようもないだろね〜♫」

 キッパリとアッサリと、ふざけて言う奴

「君たちじゃ、勝てないさ」

「なぜだ?」

「...あれは人間...いや、『生き物』ですらないからだよ」

「...さっき言ってた『機械兵団』って言ってたことと関係あるのか?」

「ああ、ある意味それが彼らの種族、属性、存在、物って名称」

「そうか」

 正直、『機械』という言葉に聞き覚えがある。異世界での言葉だ


 基本ここの世界では、『電気』と『鉄の塊』とかで作るあらゆるものを『機械』だと思っている

 魔法もいらないらしいが、この世界で必要としない産物

 第一、電気を作る技術はなく、その『機械』を作るより『魔法』で作るのが手っ取り早いから

 魔力の消費のみであらゆるものを作れ、よほどでない限り魔力はすぐ回復する

『機械』など、必要ないのだ

 だから、うっすらとしか記憶されない


 昔、身近で使ってたような記憶はあるのに...



「で?」

「つまり、機械で動く人形があいつらってことだよ」

「それだけか?」

「侮ってもらっちゃあ困るよ~♪」

 そういって、ピロエはポケットから何か出した

「これはね、彼らから逃げるための『防御兵器』さ。これを使えば逃げることも...」

「...逃げてどうするんだ?」

 俺は怒る

「あんなもんから逃げ続けたら、いつかどっかで被害が、それもデカいのが起こるぞ! そんなのを回避しないといけねーだろ!」

 正直、さっきまで声のトーンが低すぎるほどだったピロエが笑った

「もちろん、そういう手段は用意済みさ! でも、さっきも言ったけど、今は逃げるしかないんだ」

「ピロエ...」

「勘違いしないでよ、『今は』なんだから。時期が来れば一掃できるんだ、あんなのは。でも、『機械』の最大の利点は《修復》《再生》《量産》《効率》なんだから、今倒してもまた来る。異世界でいう『いたちごっこ』にしかならないんだよ。なら、根元を見つけて、かつ時期を見計らっての奇襲で終わりにしたほうがいいんだ」

「そうか...」

 正直信じられんが、今は信じるしかない

「わかった。時期を見計らうか」

「そうそう」

「だけど、やっぱ今はあいつらだけでも」

「予想してたし、少しの相手なら対策はある」

「すまないな」

「気にしなさんなよ♪」

 そういって、俺はカナミたちに向き直った

 カナミも、スザカも、いつ起きていたかのわからんがマキも、決意をした瞳で俺を見ていた


 俺は、申し訳なさと、感謝を心のうちにしまった

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