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気まぐれで決められた最強勇者と異世界事情  作者: ヨベ キラセス
第五章 神子と不思議な少年事情
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 探し出すのにそう時間はかからなかった


 相手が知らず、マキが本当に操られていただけなら気づかない捜索方法


 スマホだ


 スマホには、捜索アプリが昨日、ちょうどいいタイミングでアップデートされた

 もし、スマホを覗かれてたら、絶対に成功する確率は減っていた


 そしてもう一つ、スマホの本来の機能で……



「で、お前はどっちだい? 《ニセ》シン君」

「...まだ追ってたか、ねずみが」

「おいおい、ネズミはこいつだけで良いよ」

「まあ、ねずみってあだ名も名誉だな~♪」

「...と言っているよ。よかったね~、《ニセ》シン君」


「俺をにせものというなーーー!」


「お前は偽者だよ! シン!!」


 絶叫で反論するシンに、大声で返すゲンキ


「お前はすでに死んでいるんだ。分かるかシン。お前には立派な墓も、首の無い遺体もあるんだよ!」

『!?』


 シンはおろか、マキ、そしてザルが驚いていた


「そう驚くことは無いだろ、シン。もともとの首だけはお前にあり、他の部位は魔物の器なんだから」

「そん...な」

「嘘じゃないさ。知ってるか? 昔ここで『魔物を使っての蘇生手段』と言う禁忌があったんだよ」

「禁忌...だと?」

「ああ、禁忌。この村どころか、この世界での禁忌だ。知ってるか? 人をつくるべからずってのを」

「じゃあ...シンは」

「そうだマキ。こいつは異世界の物語でもあった『ホムンクルス』に似た生き物でもあるんだ。なあー」



 ザル、いや...人体実験の狂乱者と言われた『ジンドウ』さんよ



「そうだよなあ、今命名された『情報サーカスねずみ』のピロエ?」

 とピロエを見るゲンキ

「その命名のセンスのなさ、実感してがっかりだよ~、ゲンキ~♪」

 と手をかえしながら言うピロエ

「うるせー、ほっとけ」

「いや~、いい記事書けそうだよ~♪」

「ホムンクルスだけにしとけよ」


 置いてきぼりの会話を、呆然と見ていた私とシンと、ジンドウだった

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