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「ハア!」
「オラ!」
俺とザルは勢い良く切った
幽霊は避けるが、服が少し切れただけだ
「よしわかった! お前、幽霊じゃない!!」
「…人を幽霊呼ばわりとはひどいんじゃない?」
「ひどくない!」
俺は断言しながら、遅れて落ちて来た服をつかむ
「切られる覚悟、あるかい?」
「あったらすごいくらいだよ」
「だろうね」
と、ザルが動き出した
「マキに触れるなーー!!」
もう、怒り狂っていた
クナイを振るう。しかしようようと避ける
「…素早いなら」
と、俺はさっき的あてで使ったクナイを振るう
正直に言おう。速度には自信があった。いや…
『高速』スキルに、だ
俺は加速する
ザルとの連携で、シンと言う奴の手数は足りない
脇に隙ができたのを俺たちは見逃さなかった、はずだった
ポロン♫
この音により、俺たちは一時的に動きが遅くなった
もちろん、マキだ
隙が埋めに入ると踏んだ。マキは一瞬しか止められないからだ
しかし、シンは逆に攻撃を加速させた
俺たちの隙をついて…
俺には峰打ち、ザルはみぞおちを、武器を捨てた素手で攻撃
俺らは倒れた
わざと隙を作ったのだろう
マキが止められると知ってて…
俺たちはただ、倒れるばかりだった




