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気まぐれで決められた最強勇者と異世界事情  作者: ヨベ キラセス
第五章 神子と不思議な少年事情
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11

 ザルの動きは正確だった


 急遽提案したクナイの的当てで、中心にヒットし続け、刺さったクナイにぶつかって落ちるほどだ


 ちなみに、スザカもやったが、得点にすらならなかった

 俺も興味本位でやったが、十本中二本だった


 さらにカナミがやると、特定一名に必ず当たった。的にやった、と彼女は言うが、それが本当だとしたらすごいコントロール技術があると思う。まあ、『的』がなにを示してるかは分からんが…



 俺たちは村を散策した


 結果としては、焦げた家しか見当たらず、人はほぼいない


「…たく、こんなになったのに、神だ神子だって言ってる場合か」

 とスザカはぼやく

 実際には俺もそう思う。人がいないのだから…

「にしてもさ、マッキー置いてきちゃってよかったのかなー?」

 と、心配そうな目で言う


 回ってくる、と言って俺たちが立ったとき、

「神子様はここにいてください」

 とザルが言ったから置いて行った


「ま、あいつは忠実だから変な気は起こさないだろうさ」

「だといいんだけど…」


 _________________________________


 私とザルは静かにじっとしていた


 村人はすぐに散りじりになって、私とザル以外いない


 ちょっと飽きたぐらいには


 ザルは目をつぶっているが、動こうとすると起き上がり止められる



 ––––こっちにおいで


 ふと、そんな声が聞こえた


 ザルは動かない

 聞こえてないのだろうか?


 ––––こっちにおいで


 また声

 でも、懐かしい声

 心が温まる声

 なんでも出来そうな声

 辛いことも消えそうな声


 声の高さが違うけど、彼の声に似ている


「…シン?」


 ガバッとザルは起きた


「い、今なんて…」

 まるで恐怖の目で私を見る



「そうだ、シンだよ」


 そう聞こえて、後ろに引っ張られて、瞬きしたときには空に浮いていた


「迎えに来たよ、マキ」


 そう、あのとき一緒に遊び、いろんなことを知り、私をかばったばかりに首を落とされた、私の大好きだった友達が、一回り成長した姿で私を担いでいた

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