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気まぐれで決められた最強勇者と異世界事情  作者: ヨベ キラセス
第五章 神子と不思議な少年事情
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 食事の時、ふと思った


「そういや、さっきから外が騒がしいんだが、さっき外には誰もいなかったよな」


 あまりの唐突な発言に、約三名がびっくりしたようだ


「ええ、さっきまであなた達を敵の襲撃と思い、警戒のため地下に隠れてもらってたのですが…」


––––神子様が帰ってきたってよ

––––おお、嬉しいや嬉しいや

––––一目あわせてもらえないだろうかえ

––––なんか知らんものと一緒にいたと言う話じゃぞ

––––神子様が野蛮なものと一緒にいるとは

––––神子サマーー!

––––神子サマーー!


––––神子サマーー!


「うわっ、異世界で言う所の『ファンクラブ』だな、あの声援」

「全く、村が騒がしくなってきたよ」

「ま、それほど嫌われてない証拠、よね?」

 と、半分羨ましがる二人と無表情のザルは言うが、マキは暗い顔をしている


 報われないな、と思った


「…なんだと?」

 あ、ヤバッ。つい喋ってた

 俺に注目される


 こうなれば、説明するしかないな

「だってさ、『神子サマー!』『神子サマーー!』って言うけどよ、誰一人として『マキ』はおろか『マキサマーー!』とも言わないだろ。そんなのって、神子だからとしか言ってないじゃないか? あいつらは『マキ』をたたえてるのではなく、『神子カミノコ』をたたえてるに過ぎないのさ」



 言い終えた頃には、ザルは拳を震えさせながら敵意の目で、二人は唖然の目で…


 マキは、涙目でこちらを見ていた


「…ま、話を変えようか。そうだ、ザルのその武器の使い方とか教えてよ」


 と、もう片方の手に持つ、異世界で言う『クナイ』を指差した

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