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正午、村についた
「…なんだ……これ………!?」
「…そんな……」
俺たちは絶句した。いや、俺と守備兵以外は、だ
「…やっぱりか」
「…分かってましたか」
「当然」
「え?なに?なんなのよ!?」
「何がも何も、これは––––」
––––壊滅してるだろ?
焼け焦げた住居
枯れた花々
折れた武器
看護する負傷者
何処か一部を必ず無くしている重症者
「はい、壊滅ですよ」
「…負傷したのは何人だ?」
「ざっと50人、つまり…」
「この村の人たち全員…」
マキはそう呟いて倒れた
「…看護は間に合ってるのか?」
「…はい?」
はい? じゃない!!
どう見たって治療者は負傷してるだろ!
「ああ、そういうことですか…それならもう––––」
––––手遅れですよ
「手遅れじゃないだろ!? まだあんなに生きてる人が…」
指をさしながら俺は話した
しかし、今度は俺以外のやつが全員怪訝な顔をした
「どうしたんだよ!?」
「…なあ、ゲンキ」
疲れてるのか?
スザカはそう聞いて来た
「いや、あんなに人がいるじゃ––––」
そう言いながら指をさす方を見ると…
…人は誰もいなかった




