42/72
1
「ねえ、故郷に行ってみていいかな?」
それは、俺がLevel150を超えた頃に突然、マキが聞いてきたことだ
「…いいのか?」
マキはその『故郷』で、自分勝手にマキを崇め、その上でマキを犠牲にあの闇業者を追っ払った外道の村だ
俺らは正直、迷った
マキだって、本当は行きたいわけではないはずだ
しかし、俺らに止める権利も義務もない
だが、マキが行くなら俺らも全力でついて行くだろう
「…うん。どうしても行きたいところが、行かなければいけないところがあるの」
「…わかった。じゃあ行くか!」
「えっ!? いいって」
「いや〜、そう言われると逆のことがしたくなるのが人間さ」
簡単な会話に引っかかるほど動揺してたらしい
「じゃあ、来て!」
「よし、許可出たぞ〜!」
はっ、とマキが気づいた頃には、カナミとスザカは歓声をあげた




