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決勝戦前夜
午後7:00 とある店
「で、ザイガ 対策は出来てるんだよな?」
と、さっきやっと復活したばっかの スザカ が聞いて来る
「いや全然」
「聞くだけ無駄だったことを忘れてたよ…」
メニューを注文してる カナミ と マキ が戻って来た
「ゲンキ〜。あんたの頼んだもの、もう少しかかるわよ」
「そりゃ予想通りな!」
「予想ついてても食べたかったの?」
「そりゃそうさ! あれは欠かせねーよ!!」
「…あれだけは執念深いものね、昔から」
「お待ちどうさまです」
と、お盆を持った店の人、異世界で言う『ウエイター』という女の子が持ってきた
「待ってました!」
と、奪うようにお盆を奪った
「…あなたって物好きよね〜」
「結構変わってるような気がするんだよ、そう言うとこは」
「もう気にしすぎるとあれだし…」
3方向からわからん発言された注文の品名は
『ブルトンピッグの肉定食』
ある秘密の調味料で作られた肉は、香ばしく、塩っぱ過ぎず、甘すぎず、とろけるような歯ごたえが人気の理由である肉を使っている
多分この店舗系列でしか作られていないと言われている
しかし、俺はそれが理由では無い。肉はなくてもいいとさえ思っている
俺の目当ては、異世界の再現の一つ、あまり話題にすらならない食べ物『ご飯と味噌汁』だ
あの『味噌』と言うものの味は病み付きで、その上飲み物として飲めていい
ご飯は、あの有名な地『ダノハ』で栽培した『米』を使っている炊くそれは、もちもち、何をおかずにしても合う代物だ。おかずが濃ければもっとご飯が進む
まあ、そう言う『定食』と言われるものはあればなんでも頼むのが俺だ
本当に旅って正解!
「…って、ご飯もう無いし!? おかわりください!」
「…執着の凄さがわかったわ」
「お前ら肉やるよ」
『ありがとうございます、我が主』




