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結婚話

トールに春が!

「は?」


思わず素で返してしまう。いや、どう繋がったら結婚話になるんだ?


「む?何か不満かね?」

「いや、俺の強さと結婚に何の関係があるんですか?」


と俺は正直に思ったことを伝える。し、俺はそもそも好きな人は他に……って違う。


「ふむ、強い戦士から生まれた人はその才をある程度受け継いで産まれてくるのだよ」

「は、はぁ……農家ですけどね」

「そして君は、ステータスだけを見ればそこら辺の戦士と同等……いや、もしくはそれ以上の強さなのだよ」


ふむ?てことはステータス高くてレベル1だから伸びしろもある、てことは勇者になって欲しいけど、ソレがダメだろうから自分の娘の子どもを強い勇者にして旅立たせる……そんな感じか。


「自分の娘の子どもを魔王討伐に迎えさせると?」

「間違いではない」


悪趣味……と笑うことは簡単だろうが、それほどまでに切羽詰まってる状況……という見方も出来る。コレは……


「生憎ですが私は賛同しかねません。それに見知らぬ姫といきなり結婚というのも私には嫌です」

「ふむ、確かに一理ある……ではこうしよう」


ととても可愛らしい少女が王の近くから姿を表した。


「どうかね、私の娘と一緒に暮らしてみるというのは、そして私の娘が好きになればそのまま結婚してもらおう」

「な、なるほど?」


いや分かるが、そこまでして娘を引き合いに出す理由を知りたい。


「安心しなさい。君の店の方で暮らしていい。城に住めとは言わんさ」


なんか……この王様いい人だけどいい人じゃない気がしてきた……てか割とやばい人では?

と思ったがもちろん口には出せず、素直に肯定を示すしか無かった。




そして、


「改めまして初めまして、私はこの国の姫のマリンです」

「ご丁寧にどうも、私はトールです」


俺の家に姫が来ることになった。

が、もちろん姫だからといってこの家で特別扱いをすることはできない。だってそんなにお金無いもん。いや、一応はあるけど、いやそういうことではなくて……。


家にお姫様が来ました。


……来ました。じゃねぇよ!!?なんで?俺は平穏に生きるだけで……いや別にアレか、姫様が来ても平穏か。じゃいいのか(柔軟な思考)


「で、一応なんですけど、なんて呼べば?姫様でいいですか?」

「マリン、と呼んでくれていいですよ」

「マリン、ですか?」


ハードル高くね?三年前とはそりゃね?色んな人と話せるようになりましたけどね?同年代の少女を呼び捨てってあんまりしない……っていうかお姫様に呼び捨てって……、いや、考えるのはやめよう。


「さすがに呼び捨てはアレなので……マリンちゃんでいいですかね?」

「でも私たち結婚するんでしょ?」

「確定事項!!?」

「トール、さっきからうるさいよー」


リーンの抗議もわかるが、いや、うるさくもなるよ……だって知らないところで王様とお姫様が勝手に決めるんだもん……抗議のひとつやふたつ……。


「……と、とりあえずご飯にしようか」


俺はそう誤魔化すしか無かった。

姫「このご飯とても美味しい!」

リーン「トールのお嫁さんになればこれが毎日!」

姫「是非ともなりたいですね!」

俺「……他所でやってくれませんかね……。マジで結婚とかする気ないんだが」

リーン「トールのお嫁さんってことは私のお母さんだよね?」

姫「そうですよー、いっぱい私と遊ぼうねー」

俺「……外堀が埋められてることに今気付いた」


では次回!次からは日常です。

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