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そうは問屋が卸さない

平和が一番、次は野菜、三番目にリーンが好き。そんな主人公です。

無事に勇者と業務提携を結んではや数日がたった。依然として俺は店の切り盛りをやってるし、俺の店は平和なままだった。


「こいつをくれ」

「はいよー、毎度あり」


「兄ちゃん、俺はコレをもう少し貰おうか」

「はいよー、毎度」


「あの……これください!」

「おつかいか?偉い君には飴ちゃんあげよう」

「あ、ありがとうございます……」


と今日も平和に生きられると思っていたら……。


「きゃー!強盗よ!」


テンプレ的な叫びを聞いた。そして俺は考える間もなく身体を動かす。俺は平和に生きたいんだ!邪魔なものは退場願う!


「はっはっは、コイツは大量だ!兄弟!もっと飛ばせ!」

「あいよ!いくぜー!」


と魔力で動く乗り物のようなものに乗った男二人組がバックやら何やらを奪っている。


「ふむ……」

「おっとー?そこのてめぇ邪魔だ!」


と俺のところへ目掛けて体当たりしてくる。

ふむ。そういえばギルドの受付嬢が確か、力がめちゃくちゃ高いって言ってたな。じゃあやってみるか。


「よし、来い……!」


と俺はその乗り物を両手で受け止める姿勢をとる。


「はっ!無駄だ!兄弟!轢き殺しちまえ!」

「あいよ!任せな!」


と俺と乗り物は正面衝突をした。そして結果。


「なっ!?受け止め……?」


受け止めることが出来た。俺は想像以上に力が高いようだった。コレでレベル1かよ……。

てか今思ったがよく俺は受け止めようと思ったな。まぁ避けられないとは思ったし後ろが自分の店ってのもあったが、


「自警団だ!そこの強盗!大人しくしろ!」


と、そしてあっさりと彼らは連行されてった。……が。


「トール!お前やるなぁ!」

「お前意外と強かったんだな!」

「トールがいればこの街は安心だな!」


と、意味不明に盛り上がってしまい……。





何故か王の間にいた。


「お、王様、お久しぶりです」


隣にはリーンがいるがあまりの緊張に完全に気を失っている。

リーンって意外とあがり症なんだね。


「自警団から話は聞いた。どうやら魔道具を正面から受け止めたとか」

「はい、でもその時は後ろに店があったので壊されるのは嫌だなと思い、やっただけで……また出来るかと言われたら多分無理です」

「そうか」


王は最近見たばかりのステータスシートを取り出す。


「君のステータスを見せてもらった。はっきり言うとレベル1でこの力の数値は見たことがない」

「あ、そうなんですか……」


とても嫌な予感がする……。


「だが、君には自由に暮らしていいと言った。だから君に魔王討伐をしろ、とか魔物を倒せなどとは言えないのだ」


良かったー!!!危ねぇ、平和に生きれなくなるところだった……。


「だが、私たちが魔王に苦しんでいるのも事実……」


んんんんんんん?


「だから、君には……」


「私の娘と結婚してもらおう!!!」


……は?

ケータ「…………!!?」

シュリ「どうしたの?ケータ」

ケータ「いや、一瞬謎の殺意が……」

シュリ「……?」


では次回!

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