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はい、生徒会お悩み相談係です。  作者: あおとまと
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僕と彼女の出会い

「楓君〜今日も可愛いね〜!」

「えへへ、僕は男ですよー?」

「よー!楓!お前は今日も可愛いなあ……あれ?なんだろ、この気持ち……」

「もー、やめてよー!僕は普通に女性が恋愛対象だからね?」


僕の名前は天海楓っていいます!

見た目とか喋り方とかでよく女の子に間違われちゃいます……本当は嫌なんだけどなあ。


「なあ楓、お前生徒会選挙に出ないのか?てかむしろ出ろよ!?お前なら当選確実だって!」

「えー、僕そういうのは興味ないから……」


僕が通う平凡学院では1年生である僕達でも選挙に出ることはもちろんのこと、生徒会長になることも可能です。もちろん先輩達に投票で勝てるならの話ですが……。


「だって先輩達に勝てるわけないし……人気も無いと無理だよ?」

「ばっかお前それなら完璧だろ!!少なくとも1年なら全員お前に入れると思うぜ!!」

「全員って……それはさすがに言い過ぎだよー!もー!」


と、そんな話をしていると教室のドアが勢いよく開かれた。


「えーっと、天海楓君って男子はいる?」


急に教室に入ってきたその女子生徒は近くにいた人に僕のことを聞いていた。


「あ、えっと僕が天海楓です」

「ん?あ、君が天海楓君ね」


その女子生徒はそこで少し息を吸うと僕も含めたクラス全員に聞こえる声でこう言った。


「私は生徒会選挙で生徒会長に立候補する九条朱里と言います。天海君、君に私の責任者になってもらいたくて来ました!どうぞよろしくお願いします!」


「「「ええええええええええ!!??」」」


クラスの皆の声が重なった。

その声にはっとした僕はこう答えた。


「ごめんなさい」


「えええええええええ!!??」


今度は彼女の声が教室に響いた。


「え?」

「な、なんでダメなの!?」

「え、いや、だってめんどくさそうだし……」

「で、でも展開的にココ断っちゃだめでしょ!?話進まないじゃない!」

「ごめんちょっと僕友達と話してたからもういい?」

「しかも私をほったらかしにする気なの!?この状況で!?あなた鬼よ!鬼!!」


急に知らない人に責任者になれと言われて断ったら鬼と言われる僕の身にもなって欲しいものです。


「えーっと……とにかく僕は責任者なんてやる気ないからね?さ、帰った帰った」

「ちょ、ちょっと!押さないでよ!話!話を聞いて!?」


しつこい人だなあ……。


「ああもう、皆が見てて恥ずかしいから!ほら!」

「わ、分かったわよ!また放課後に来るからね!?分かった!?」

「分かった!分かりましたから!早く帰って!?」


そう言うと九条と名乗るその女子生徒は小声で分かったわよ……、と言いながら教室を出ていった。


「お、おい楓、お前九条朱里と知り合いだったのか?」

「え?いや、初対面だったけど……何か有名な人なの?」

「ああ……噂ではあいつ、九条朱里は超絶お金持ちらしくてな……お金で生徒の選挙票を買ってるだの悪い噂が絶えないらしい」

「い、いや流石にそれは……」

「ああ、俺も最初はそう思ったんだが……実は生徒にお金を渡している姿をいろんな生徒が見ているらしくてな、それでそんな噂が流れてるらしい」


そんな人には見えなかったけど……。


「僕、さっきの人と放課後にまた会うし、少し話してみるよ」

「楓……お前はやっぱり天使だよ……」

「楓君……」「ああ、流石我がクラスが誇る仏ですわ!」


そんな声が飛び交う教室で僕は、こんなことを考えていた。


『はあ……気持ちいい!!!!』


「楓?どうした?」

「ああ……はっ!?え?何!?なんでもないよ!?」

「そ、そうか?」

「う、うん!大丈夫!全然大丈夫だから!」


この選択が僕、いや俺の間違いだったと後に気づくのだが。


それはまだ先の話だった。



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