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ぼっち娘と賞状
疲れた。
疲れた。
疲れた。
今日も社会に揉まれきた。
私は小林佳奈。29歳OLの独身。
家に無事に帰ると、幽霊ホストの丈がTVを見ていた。
「おかえり」
「ただいま」
私は、倒れて横になる。
「どうした?どうした?」
「私を称えてくれないか」
丈は立ち上がり、私の傍に来る。
「今日も一日!あなたは、朝早く起き!朝ごはん食べ!身支度をし!
満員電車に揺られ!使えない部下のフォローし!つまならない同僚にあわせ!
うざい上司の愚痴にも耐え!また、満員電車に揺られ!無事に家へ帰ってきたことを称えます。
ちゃー、ちゃー、ちゃちゃーんちゃん」
顔をあげると、丈は賞状を持っているかのようにして両手をさしだしている。
「ちゃちゃちゃーちゃーちゃーちゃん」
丈の下手くそBGMを止めるために賞状を受け取る。
「早くお風呂に入りな」
「はい」
今日も夜がふけていく。




