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クラスごと異世界転移されましたが今後の事を考えて脱走することにしました  作者: イプシロン・モッド
第三章 地下都市編
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第二十四話 二体目

まさかあの化け物が他にいるとは思わなかった。来る途中に遭遇したのが一回しかないからだろう。

とりあえず距離はある。ナイフを投げて起爆させれば殺せるだろう。


相手が走りって来た事を確認し、ナイフを顔に向けて投げる。スキルの影響で狙い通りに顔に向かってナイフが飛んでいく。そして、顔にナイフが接触し起爆をしようとした瞬間ナイフが化け物を通り抜けた。


マジかよ。この間にかなり距離を詰められていて今から逃げる事は不可能。もし可能なら数秒前に戻りたい…


戻してしまっていた剣を抜き、相手が射程内に入るのを構えるながら待つ。待って最初に攻撃すれば、確実に殺せると思ったからだ。

だがしかし、嵐が突撃した。流石に予想外であった。しかも、スキルを発動させたからか、相手との距離が3メートルほどとなっている。これでは、カバーに入れない。


「お前もうちょっと下がれ!今そっちに行く」


「うるさい!」


嵐は相手の首を狙って刀を振る。その時の顔は笑っていた。

これが戦闘狂ってやつか…実際にいるとは。獣人であることも関係してるのだろうか?


おっと余計な考えは中断して、今は戦いに集中しないと。でも多分嵐は、首を斬れるだろう。とりあえず安心だな。


だが、その考えは瞬時になくなった。嵐が吹っ飛ばされたのだ。一応、嵐のレベルは上がっていてスキルを習得させているはずなのだが、こうもあっさり負けるとは思わなかった。


嵐は壁に寄り掛かっており、しばらくは動けないだろう。外傷はなさそうだが、骨は折れているかもしれない。とりあえず、ヘイトをこちらに向けさせなければ。


アイテムボックスから爆式が付与された剣を出してそれを投げ、同時に走り出す。


剣の刃が相手に向かっている事を確認し、持ち手のところを起爆される。こうする事で、剣の破片が相手に向かうといった仕組みだ。


だが、目立った外傷は見られず所々に切り傷があるだけだった。


次に相手の腕を斬り落とそうと、肩の辺りを狙う。後は狙い通りに斬れるかどうかが問題だ。


無事に相手の右手を落とし、残りの左手を狙うがこの瞬時、腹に強い力が伝わり飛ばされた。


見えなかった。腕が動いた感じはしなかったし、そんな速く動けるとは予想外だった。いや、違う。脚が動いていた。蹴られたのか。


理解すると同時に、腹に来た力のせいで、腹の中から何かが出そうな感じがした。気持ち悪い。

でも、肋とかは折れてなさそうだ。


物理がダメなら、現夢はどうだ?とりあえずやってみる。


現夢を使うが、全く効果が現れていない。お前は魔獣の類だったか。


まだ立ち上がれない。腹痛がひどい。脚がガクガクする。これが恐怖ってやつか。


相手はこちらに向かって来ている。ここで終わりなのか?嫌だ。まだやり残していることなんてたくさんある。みんなで、元の世界に帰るんだ。

それなのに、ここで終ったら不可能になる。嵐とも約束したじゃないか。いや、アレは約束じゃないな、契約だ。どちらにしろ決めたことは成し遂げる。まだ、死んではいない。チャンスはある。


この状況でナイフを投げるのは、難しそうだ。なら…ライトニングを使うか?

いや、アレはまだ使った事がない。威力がどんなものなのかも分からないし、果たして効くのかも分からない。でも、何もしないよりかはマシか。


左手を腹に押さえながら、右手を相手の顔に向ける。多分これであってるよな?次に詠唱とかか?ちゃんと説明見とけばよかった。でも詠唱なんてしている時間はない。もう撃つしかない。


「ライトニング」


そう呟くと稲妻が手から出た。その稲妻は、化け物の脚を吹っ飛ばした。多少は誤差があるようだ。


その後化け物は塵と化して消えた。剣や精神攻撃は効かないで、なんで魔法は効くんですかね?とりあえず、生き残ったのか。


そのころには、嵐はすでに立ち上がれていて、不服な顔をしていた。


「腹の調子はどうだい?」


「…私の獲物」


「なんか…すいません」


「でも危なかったし、許す。後、お腹は大丈夫」


「そうか、良かったよ。あ、俺やばいかも」


「どうしたの?」


「なんでもない…嘘。ちょっと吐きそう」


「ふーん」


「ちょっとは心配してくれたって…オェェェエ」


「大丈夫?」


そう言って嵐が背中を摩ってくれた。本当にこいつ、優しさのか分からないな。


1時間ほどして、だいぶ落ち着いてきたので、そろそろ探索を再開しようと思う。出口は近い。もう少しだ。

付け足した設定ですが、魔法には魔獣特効があり、低威力のものでも魔獣は瀕死となります。ライトニングは中間の下辺りの威力となっています。

後、主人公は手を伸ばしていましたが、アレは本来不必要な行為で多少リーチが伸びるだけです。それと、この世界の詠唱は唱えると精度が良くなり、威力も上がるといったもの。だから、主人公が撃ったライトニングは狙い通りにいかなかったのです。


そろそろ五万文字行きそうなので、新しい話でも書こうかな(というか既に書き始めている)まぁ一万文字ぐらい行ったら出します。後二日に一回が一番安定するわ。


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