第十九話 出口を求めて
起きて、朝食を取り、準備をして、家から出る。こんな日が今後続くのかと思うとぞっとする。長い時間かかりそうなので、そこら辺で見つけた紙に、日記を書く事にした。重要な事を見落とすのが怖いからだ。
攻略1日目
この日は、うっかりゾンビの大群と出くわしてしまった。その時の戦いから分かったのだが、こいつらは脳が本体であり、脳との接触を絶てば、動かなくなると、知った。簡単にいえば首を斬れば、頭以外は動かなくなるということだ。そこから脳を破壊すれば、鎮静化できる。案外楽だった。
攻略2日目
今日はこの街の中心地に来れた。中には、重装備のゾンビがたくさんいて、見つかった時は死んだかと思った。ここのゾンビは武器を使っており、何回か剣が折れてしまうのかと、ビビっていた。でもゾンビだからか、手足が腐って、手足がポロッと取れる事があった。
ここには、この街の地図、古いから使えるか分からないが山脈の地図があった。第一目標は達成され第二目標もほぼ終わりである。後は街の地図通りに、出口があったらうれしい。
それと、夢で見た議会が中心地だった。地下室を見てみようとしたが、怖くて止めといた。とりあえず、この日は議会で泊まった。
余談だが、地図の近くにダンジョンの本があった。興味本位て読んだら、いろいろ知れた。この世界のダンジョンは、死者の怨念によって創られており、元凶を壊さないと、延々と魔獣が出てくるらしい。一定の量で止まるらしいけど。そこにはたまに、魔力が染み込み、特殊なものが出てくるのだとか。
攻略3日目
武器屋は見つからなかったが、武器庫は見つかった。しかし、中の主力武器は全て無くなっていた。ここの住民が、来た奴に対抗するために、持って行ったのだろうか?とりあえず、残っていたナイフを全て貰っていった。
地図通りに、出口に行ったのだが、岩が崩落していて進めなかった。近くの出口にも行ったのだが、全て、閉じられていた。それと新しい敵も見つけた。スケルトンだ。こいつは体が骨で、脆いから直ぐに倒せるのだが、攻撃がたまにからぶる。こいつは、頭を壊して体全体が動いたので、動かないように、骨を全て粉々にしたら、動かなくなった。ゾンビよりも、(鎮静化が)めんどくさい敵だ。
攻略4日目
先日行った出口とは別の出口の方に向かっている。そこがダメだったら出る方法がない。落ちてきた場所は、暗くて無理そうだから却下だ。
道中で、ゾンビに何体か会った。というか敵対してる奴多くね?全員殺したけど。というかゾンビは死んでるのか。
攻略5日目
薄々感じていたが、やはり、逆側の出口をダメになっていた。それ以外の脱出方法が思いつかない。どうしたらいい?とりあえず、中心地に戻る事にした。流石に、同じ物を食べてると飽きる。
攻略6日目
また変な夢を見た。議会の隠し通路に入って、外に出る夢を。議会に来たので、夢の通りやったら、隠し通路が出てきたが、外に出る所は崩落していた。もう詰んだよ。一応、探して見るけど、多分、ない。いや、隠し部屋があったか。でもあそこに行く道は、長くてかなり危ない気がする。きちんと準備をしてから、行こう。
そこで俺は読むのを止めた。
「嵐。行くぞ」
「どこに?別の出口があったの?」
「分からない。でも多分、あると思う。だから、ここには戻らない」
「そっか」
「死ぬ気で行くぞ」
「最初からそのつもり」
「じゃあ、行くか」
夢では、あの隠し部屋には、先があった。それと、かなりの数の死体があり全員が重装備であった。何かを守るように死んでいた。守っていたのが、もし出口なら…他に希望はない。これしかないのだ。
死体が重装備でたくさんいるという事は一気にハードルが上がるということ。それに、どれだけの時間がかかるか分からない。もしかしたら、死ぬかもしれない。それだけは避けたい。
そういえば、隠し部屋には、あの少女がいるのだろうか?出来ればいてほしくない。何でだろうな?けれど嫌なんだ。なんかこの世の者とは、思えない。夢だからか、曖昧な記憶になってきている。道を覚えている間に、早く行こう。
とりあえず、二日に一回で1時ぐらいにだそうと、思います。(遅れる時もあると思いますが)
ブックマーク登録や評価の方をお願いします。




