第89話〜彗〜
本当に長らくおやすみしてしまい申し訳ございません。
やっぱり俺のとこはカーズ、お前だな。
見たところ主要武器はなしで拳、俺は聖虚剣を使いたいところだが、魔術が出てきて使えなくて創れないし代用のこのなまくらじゃ話にならないからな。
やっぱこっちも拳でいかなくちゃ。
(煌星神)
体を闇が覆い開放されたと同時に雷が迸る。
俺は両手に闇と雷を纏い、背中の闇の管を腕に纏わせカーズを正面から向かい打つ。
初撃。お互いに一撃必殺かの威力の拳を繰り出す。
この威力の風だけで大抵の魔物は死ぬだろう。その威力の風圧によりあたりは焦土化する。
すかさず闇での攻撃を合わせる。
だが向こうも戦闘のプロ。体を反転させ闇を掻い潜り打撃による風圧で攻撃してくる。
「血魔解放20%」
さらに体が紅く発光し炎が強さを増す。
「レオンから魔術が使えなくなったと聞いて正直舐めてたな。それは魔法だな。まだ深淵には達してないが魔術の代用としては申し分ない。だが、だからといって勝てるかどうかは別だ。"ゴフン"」
「烈火」
カーズの発声と共に炎を発しながら先程より一段と速い速度で突撃してくる。
まだ思考加速で認識可能な速度だが、体が追いつかないと意味がない。
あんまり手の内を晒すのは癪だがまぁ鍛えて貰うわけだしこっちも全力を出さないと、
「煌星神 極・《彗》」
闇を腕に纏わせその闇を大型の剣にして、広範囲に攻撃を加える技。元々、冥界神を使っている時から存在としてはあったが魔術があったため必要とされなかった技。
初めての技だし当たってくれよ!
そう念じながら斬撃を加える。
だが、カーズも甘くはない。斬撃を避け笑みを浮かべているが実はそれが俺の狙いということを奴は気づかない。
実はこの《彗》は元はと言えば流麗に合わせ闇の斬撃を飛ばすものだが、今回はあえて大型の剣にした。それはインパクトのため。大型の剣に一撃で決めるという威力で振れば避けてその隙を狙うだろう。
カーズはそのインパクトに囚われ必ず自分の攻撃が当たると確信しているはず。
そして俺がとったのは《彗》で放った斬撃から闇を飛ばす技。ちなみにあの一振は見掛け倒しで闇の中は実は空っぽ。
闇で激しさだけ演出し次の攻撃に全威力を集中させた騙し技だ。
狙い通り斬撃は着弾しカーズに隙ができる。
勿論即《彗》を解除し闇を利き腕に集め本気の一撃を喰らわす。
その後も闇でラッシュを続けるが、カーズは声も何も上げない。まさか死んだわけないよな。
そう思っていると闇の打撃を喰らいながらも高笑いが聞こえる。
「ガハハハハ!いや面白い一撃だった。さて続きをしようか。」
これからのご連絡です。
まず読者の皆様には長らくおやすみしてしまい申し訳ございませんでした。今は体調は回復してきてますがまだ本調子とは言えずいつも通りの生活をするだけで疲労が出ます。ですのでこれからは毎日投稿が厳しくなるかも知れません。これからは不定期投稿となりますがどうかご理解賜りますようお願い申し上げます。




