第90話〜渾身の一撃〜
(チッ、バケモンかよ)
「どうした?どうした?もう終わりか?」
攻撃を喰らいながらも男は問う。
どうする?次の手は。ここで無理に憤怒之王を使っても冷静さを少し失うだけで大した攻撃にはならない。
どうすれば……
そう考えていると男は不敵に笑い、
「次はないのか?グハハ。残念だ。」
「血魔解放40% 血熱拳」
次の瞬間カーズが俺の視界から姿を消して気づいたら俺の頭上に、そして凄まじい威力の打撃を喰らわせられ俺の意識は途絶えた。1つの詠唱とともに……
「魔力全解放 『漆黒ノ柱』」
絶大な魔力が解放されカーズの周囲の一点に収束した魔力が漆黒の闇として変換されカーズを包むように柱状の闇が放出された。
またしても不意をつかれ、数刻カーズもその場に留まることを余儀なくされる。
ーーーーーーーー
一方ここはアヴィルVSリリス
どちらも短剣を使い戦っていて、アヴィルの主要武器に合わせて戦っているリリスの方が不利かと思われたが戦況は全く違った。千剣の狂女とも呼ばれている故短剣にも扱いが慣れていてアヴィルより短剣の技量が上であった。その上さらに毒牙剣の名の通りその短剣の攻撃には毒が含まれておりかするだけでも常人では即死の猛毒が発せられている。
アヴィルも暗殺者として毒などにも耐性を有しているが冥界産の毒には完全には耐えられず動きに鈍りが出始めていた。
その隙を逃すリリスでは無い。関節を的確に狙い身動きを封じて毒により戦闘継続が不可能になりリリスの勝利。
精鋭とはいえ冥界の名を馳せた悪魔には叶わなかったようだ。
ーーーーーーーー
さらに一方、オズVSエキドナ
この電撃使いをどう懲罰しましょうか……
余裕そうに思案するエキドナだが、実際有利な状況なのはエキドナであった。オズは暗殺者としての電撃の使い方に関してはこの世界でトップの実力者であるが、それはあくまでも暗殺者としての話だ。
威力ではなく速度や狙いの精度を高めより暗殺に特化したスタイル。だが、魔道祖師とともに鍛えた魔術のレベルはとうに魔法の最低ラインに達しているほどであった。
さらに魔力量も膨大のため弱点を探しながらの戦いが可能。
「全属性魔術弾」
エキドナは全属性の混合の魔術で直撃させオズの耐久度の最も低いものを割り出す。
オズの苦手属性は……
いつも見て下さりありがとうございます。
誤字脱字報告をしてくださると幸いです。
ブックマーク、評価、感想を書いてくださると嬉しいです。




