第86話〜鬼神と少年〜
「あぁ……わかった……」
少し残念そうにレオンが言う。
「そこでなんだが、1つみんなに聞きたい。ラフモスは俺の魔術なしで勝てると思うか?」
俺は魔術を使いないが、世界は俺たちを待ってられない。
いつ俺たちに歯をむく刺客が来るかわからない。
「そういえば、そうだな。配下の者が騒いでいたな、零が魔術を使えなくなった、と」
「あぁ、冥界に飛ばされて、冥王に出会い魔術の使用が出来なくなった……」
「そうか……だが正直に言うと魔術抜きではラフモスは落とせないと思う、例え零だとしてもな。」
「やはりな。」
「だが、1つ方法がある。」
「?!」
どういうことだ?魔法を今から習得なんて無理だし、第一気術は俺には使えないはずなのに……
「元フェンリル特殊暗殺団、ブラッディガー。彼らはフェンリルを脱出してな。今は隠れて住んでいる。私には彼らとのつながりがあってね。そこで体術を学ぶのはどうだ?無論私も受けるが……」
「期間はどれくらいだと思うか?」
「1ヶ月もあればラフモス戦に備えることができるはずだ。」
1ヶ月か、宣戦布告してる訳でもない、断る理由もないな。
「レオン、頼む。」
「わかった、着いてこい。」
1時間ほど山奥を歩いて行くと、そこにはシェルターのような基地があった。
「ここだ。」
そうレオンが言った瞬間、俺に向かい矢が左右そして頭上に放たれていた。
念の為思考加速を申し訳程度に常時発動しているため、反応はできた。
せっかくだしあれで……
「煌星神!」
全身に闇が俺に包まれ雷霆ともに放出され神々しい光を放つ。
そして自動的に背中から放出された闇が矢に絡みつき迎撃と破壊を同時に行う。
そして俺が1歩踏み入れると、
「カチッ、」
なにかの罠が作動したかのように矢がそして木が倒れ、侵入者を襲う。
共に来たリリスは剣で木を三枚おろしに、ソフィアも俺と同じく守護神での防御。
エキドナは魔術で赤紫色の手を出し攻撃を防ぐ。
そしてレオンはというと、
「やぁ久しぶり」
何故か、攻撃がそこには向いておらず前へ進んでいる。
その後ガタイのいい男が大きな咳払いをすると、
「やりますね……」
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