第83話〜竜と感情無き少女(4)〜
「シーナ、どう向かい撃てばいい?」
1柱の竜は思考する。
村というには大きい気がするがシノン達は集落に住んでいた。やはりここの領土を狙い敵が攻めてきたのだ。
敵は魔人、シーナの観察によるとより魔族の力が発現している魔人。
魔人、いや混合種の場合は、両親の強さによってどちらの種族の特性が出やすいか左右されやすい。
このことは例外は確認されていない。大戦時は……
この魔人たちは人ではなく魔族の力が如実に顕現されていた。割合で言うならば8対2というところだろうか……
そして魔族の力は闇のコントロールと闇属性魔術の適正、そして魔法が誰でも1つ使えるという点であった。
そう聞くと魔族の方が強いとなるが実際そういうことでもない。
魔人という存在は魔族の劣化である、そう思っていないだろうか?これは大きな間違いである。魔人は魔族の上位種と言っても過言ではない。
何故ならば、魔族と人間の混合種となると、人間としてのスキルと魔族としての魔法1つの使用、どちらともを抱いて生まれるのだから。
これは魔人以外の混合種にも例外ではない。
天使と悪魔が交ろうが、動物と魔物が交ろうが同じように両方の特性を抱いて生まれることがわかっている。
これは決定的な例の元、断言されている。
そして戻るが、そんな魔人VS魔人が今ここに始まろうとしていた。
考えた結果やはり初手は……
シノンとシーナはまず魔法を用いた攻撃で雑兵と強兵を分ける。無論シーナは魔術だが、威力としては準魔法レベルまで至っている。そしてシノンはまず雷魔法を、
「雷霆閃神」
対してシーナは、
「邪竜閃牙」
((合成魔導)))
そこに闇の竜と轟く雷鳴が重なる。
『合成魔導・魔霆閃竜!』
2人の魔導師が絶大な技を放つ。
それにより普通なら強兵なはずの者も死ぬ、それが魔道祖師シノンと最強の竜種シーナ。
だが、攻めてきた約千名あまりは死んだが、生き残った15名は精鋭であった。
おそらく両親は、どちらも貴族階級ほどの実力者。
シノンたちはまずいと感じ、さらに強い魔法、魔術を放つ。
が、どれも効かない……
おそらくスキルで魔法の耐性または、魔力の操作が可能なものがいると思われる。
シーナはすぐさま竜種としての力を発揮し、拳に乗せ攻撃するが、そこに、敵はいない。
(後ろだ……)
シーナはとてつもない緊張感で一瞬の硬直があったが、奮い立たて竜化し、吹き飛ばす。それに続き、魔法を放つシノン。
精鋭15名に対して彼女達は2人、果たして……
次話 竜と感情無き少女完結。
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