第81話〜竜と魔道祖師(3)〜
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あの何もない場所に2人の影が見える……
シーナとシノンだ。彼女達は、今研究に没頭している。
それは魔力の応用だ。数々の実験や試行錯誤を重ね、最近では火、水、風、雷、地属性は難なく発動できるようになった。
彼女達が何故魔術を研究し始めたかと言うと、シノンとシーナがある日話しているとき、シノンは自分の過去を語っていた。
それは決して楽しい記憶ではなかった。
まだシノンが生きていたのは国などなく、ただ村や同じ思想や、自分たちの身を守るため集まった、今で言う民族の集まり。当然民族同士でのぶつかり合いはある。
そしてシノンの家族は民族同士での紛争により帰らぬ人となった。
その死因は焼死出会ったのだが、シノンは親を助けようと水をかけたかった。強く強く願った。そのシノンの思いに応えたのか、燃える家族の亡骸に水が降り注いだ。これを思い出した記憶をシーナに話し、魔術の研究に至る。
ちなみに、感情を無くした原因もこの家族との別れにある。
彼女は底知れぬ魔力を保有していたため、無尽蔵に水を生み出していたが、いくらやっても水では死人は生き返らない……
そしてシノンは、壊れた……
何度も何度も、家族に水をかけようが家族は戻らない。
感情を失い、人としての理性を失っていたがいつしか狂っていたほど悲しいと思っていたことも何も感じれなくなった。
これが感情がない理由……
そしてこのころシノンは成人になり、魔術を使い多くの人を導くようになった。
このことがいつしか世界に広まり魔道祖師シノンと呼ばれるようになったのだ。
だが、彼女の感情は戻らない。またそれと同時に、彼女の探究心も満たされない……
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また彼女たちはいつしか魔術術式を生み出し、魔道祖師にふさわしい地位を確立していった。
そしてついには魔道の極意、魔法へと至った。
魔法へ至った理由は本人にもわからないただ何かが自分に訴えているのを感じたとは言っていた……
明かされた魔道祖師の過去、そしてシーナがエキドナへと至った理由は……
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