第71話〜真体〜
「ぬう?!そうだったな……もう1人いたな、ケルベロスに叩きのめされている雑魚が、1つ魔法が使えるからといって調子に乗るでないぞ。」
ソフィア!
「ソフィアちゃん魔法使えるの?すごい!」
「ん?今日は実に難解な日だ、なぜだ?なぜだ?そこの白髪の女、名は?いやどういうことだ?ネロ、どういうことだはて?その白髪の女と言えネロと言え理解し難いことばかりだ……名はもう言わんでいい、もう考えさせるな……」
さっきからこいつは何を言ってるんだ?俺がネロ?ソフィアにもまだ何か……
でもこれで人数有利、先にケルベロスから殺るか。
ー多重詠唱ー
(虚空、超圧縮熱発)
冥獣に有効打を与えれる虚空いくらケルベロスでもこの数は防ぎきれない……
ケルベロスはやった、あとは……
「ケルベロスは俺が倒したからあとは冥王だけだ!」
冥王は手を顎にあて呟く、
「ケルベロスがこうもあっさりと、全て破壊されては再生できまい、とはいえ我が配下を召喚するのも冥界の番人が足らなくなってしまう、仕方ないな。」
「起きろケルベロス、鎖を解いてやる魂を召喚し真の姿を見せろ、はァ……魂のストックを使わねばいけないとわな。」
また再生だと……まさか、冥王がいる限り復活するパターン、それに真の姿さらに強くなるってことかよ。
無の場所から小さな渦が、それが膨張し、やがて人の姿を取り始める。渦から見える骨格は、狼の獣人、人狼とも言える姿。
渦が形となりしっかりとした生き物の肌となる。
先程真ん中にあった顔はそのまま頭部へ、左右2つの顔は、首の横から肩に乗るような感じで残っている。
「ケルベロスの真体を見るのは実に何千年ぶりか、そうそう、我が暴れるお前の力を封じ番犬ケルベロスとして顕現させたのだな。お前の頭部が司る死の秩序。《保存》、《霊化》、《再生》の秩序によりお前は倒しても倒しても復活したのを今でも覚えとる。さぁ、愚か者ども殺し尽くせ。」
魔力量は変わっていないが外に発せられる魔力が格段に増えた。恐らく体内に《保存》していた魂を自らへ還元したか。
3対2とは言え猛者だらけだな冥界は、
「リリス、ケルベロスを任せれるか?俺はソフィアと冥王エレボスを殺る。」
「死にそうになったら逃げるからネ。」
ちょっと震えながら言っていたリリスだが、大丈夫だ。
魔力が0でも技術は俺より上だしな。
「ソフィア、行くぞ!」
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