第64話〜素顔〜
「いいのか?」
「だってここで暮らすより楽しそ〜だもん!」
「そうかそうか、よろしくなリリス」
俺がそういうとリリスはフードを脱いで、
「よろしくね、零」
え、女なの?
ボクって言ってたし声もちょっと高めの男子でまだ子供っぽい見た目してたし男だと思ってた。
「リリスって女なの?」
「ボクのこと男だと思ってたの?!ひどーい、斬るよ。」
「すまんすまん…あはは……」
「にしし♪♪」
フードを取った顔は黒の瞳に黒髪を束ねたような髪型。
身長は俺より低いしソフィアより妹感が出る見た目だった。
「ここら辺で食料が取れそうな場所はあるか?」
「それだとね〜」
リリスは俺を連れていき、低級の冥獣が湧いているところに連れていってくれた。俺は一旦拠点に瞬間移動で戻ってソフィアに連絡しようとすると……
「ソフィア?」
そこにソフィアの姿はなかった。
どこへ行った?
俺は魔力の残滓を集中して探す。
するとかすかだが、道のりが見えてきたが、だいぶ遠くの場所へ行っているようだ。
俺はリリスのところへ一旦戻り事情を説明すると、
「それはヤバくない?ちょっと魔力の残滓を追ったけどここは冥界だよ、探すのにいったい何日、いや何週間かかると思ってるの?」
「わからない……だけど俺はソフィアを見つけないといけないんだ」
「おっと、零く〜ん騙されましたね、私の気術を使えば魔力の残滓を追うことなんてらーくしょうなんですよ!」
本当か!
「え〜と、ほうほう、こっちだね着いてきて」
そう言って俺はリリスに導かれ俺たちはソフィアを探しにあゆみ始めた。
これが絶望の始まりとは知らずに……
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