第63話〜気術〜
「気術?なんだそれは」
「これはね〜、師匠から受け継いだんだけどね・・・」
どうやら気術とやらは、意識を集中させて体の神経に意識を張り巡らせる。
その状態で呼吸し、気というエネルギーを取り込む。
気というのはリリスの師匠曰くこの世界の冥界、地上、そして天界にも存在するらしく魔力、その根幹の魔素とは別物らしい。
そして、その気を全身に張り巡らせ覇気や気弾として放出する。気のメリットは気術の型によって取り込む量、放つ量が同じなため誰にでも使えること。そして気は常に取り込むことが可能で魔素のように使いすぎできれることもない。
対してデメリットは、気を取り込むのは集中した状態ではないと使えない点。また解除すると体に負担がかかりある程度の弱体化がされてしまうそうだ。
その弱体化を無くすためにリリスの師匠は部分ごとに気術を使う技術を見出したそうだ。
ちなみにリリスの千紫万紅は師匠の教えからリリスが自分で開拓した型。
そしてリリスの冥界の異名が、
千剣の狂女 リリス
悪魔の中でも魔力が0のためリリスは悪魔の中から異端児という扱いを受けていた。千剣というのはリリスのスキル。
悪魔なのにスキルを持っているのも異端児扱いされていた理由の一つだ。
そのスキルというのは剣を自在に保有し任意の剣を召喚することができるというスキルだ。
斬魔剣アイギスもそのひとつ。他にも多種多様な能力、特性を持った剣を保有しているそうだ。
話は変わるが俺が1番気になるのは、リリスが出会ってから1回も顔を見してくれない事だ。
何か隠したい事情でもあるのだろうか、本人が見せるまで待っていよう。
「ところでリリス、俺にも使えるか?」
「無理だよ〜、にしし♪♪!」
え、誰にでも使えるみたいな話しぶりだったじゃん。
「だって零って魔力量が多すぎて気をしっかり取り込めないもん。初級の気術は使えても魔力を使うのが気術の使ってる最中はできないからおすすめしないというより無駄に体に負担をかけるだけだよ。」
「そうか……ありがとう」
「ところで零は何してるの?」
「俺は食料を探しているだ。あと俺の旅の目的は……」
俺は全て話した。今までしてきたこと、これからすること。
「零あんたって面白いね!にしし♪♪」
「ボクも連れってて、いやついて行かせて!」
「え?」
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