第52話〜アスタロス〜
「あぁ、残念だよ貴方たちは、ここで死なないといけないなんて、どうぞ行ってください、アスタロス殿」
闇の結界の中から筋肉質な悪魔が現れた。気になる魔力量だが、アガレスと同じくらいであった。貧弱そうだな。いくら悪魔でも魔力がそんなけしかなかったら、魔術で勝つことも無理だ。
念の為、魔神眼で確認すると、弱点が、いやなにも見えない……。
数値化されたステータスも弱点もなにも見えない。
そして零はしっかり魔力を込め、魔神眼と精霊眼を同時発動すると、魔力は先程の50倍以上、そしてあらゆるステータスが今まで見た事のない数字で構成されていた。
おそらくは驚異の魔力隠蔽、あえて少ない魔力を装い、自分を弱者と思わせる。こいつは強いなんて次元じゃないな……
「エキドナ!あれをやる。」
「零、こういうのは……どう?」
高速で移動して、俺の横に移動した。
「私も一緒に戦わせて!」
「もしものときは召喚解除するからな。」
「大丈夫よ!」
「汝の名は?」
「お生憎さま悪魔に名乗る名前なんて持ち合わせてないぜ。」
「そうか、我の名はアスタロス、君主の悪魔アスタロス。」
「あんた、変な魔力偽装やめた方がいいぜ、バレバレだぜ。」
「ほう、それなりにはやるようだな、なるほど……汝の瞳に魔力がこもっているな。そうか、どうりで我の魔力を読み取れたわけだな。」
「おみとおしかよ、行くぞエキドナ!」
エキドナは挨拶がわりに無間悪夢
をお見舞いする。
が、
「ほう、我に幻惑とは、無駄なことを……」
エキドナの体は桃色に光り、はっきりと残像を残すほどの速度で動く、どうやら俺よりスピードは上のようだ。
俺たちは、スピードを上げにあげて、アスタロスを翻弄する。
エキドナと、俺は思考が互いに読めることがわかったので、離れてても意思疎通が取れるのである。
2人で意思疎通をしてアスタロスを挟むように攻める。
が、しかし、アスタロスはまずスピードの速いエキドナの攻撃を交わして、背後から魔力のこもった一撃をいれ、ダウン。さらに零の攻撃はエキドナを避けるよう飛び蹴りに咄嗟に変えたため、威力が弱いのを瞬時に読み取り、脚を掴みそのまま振り投げエキドナに叩きつけた。
だが、俺も負けじと瞬間移動で背後をとり攻撃を入れようとするが、読まれていたのか、そこには後ろ蹴りが、その攻撃は魔神眼と精霊眼で薄らよめていたので上空に瞬間移動をすると、そこには闇の魔術が既に発動されていた。
こいつのスキルは、未来視なのか?
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