第45話〜エキドナ〜
「出てこい、エキドナ!」
「ソフィア聞こえてるかしら?」
「……ゥ…」
「完全には飲まれていないようね。」
「零、私にありったけの魔力を」
「無理はするなよ」
エキドナは俺の方を向き少し微笑みソフィアと対峙する。
「出てきなさい魔族さん」
エキドナが呼ぶとソフィアの背中から男が出てきた。
「バレてましたか。貴方は、その髪、その魔力、貴方はあのエタニティに巣食う古竜ですか!貴方のせいで迂闊にはエタニティには攻めれなかったのです。それを劣等種ごときが倒せたものですね。衰えましたか?」
「別に衰えたわけではないわ、ただ縛りプレイをしてただけよ。人間にこんなに戦える人がいるなんて、そう思って私は魔力を抑えてたのよ。まぁ今となっては勝てないけれどね。」
「それほどの手練、この少女でさえ私たち魔族に匹敵する素晴らしい力をもっていらしたのに貴方を召喚したその男は底が見えません。古竜よ彼に負けたのでしょう?」
「正確ね、私も驚いたものよエタニティの人間にはありえない魔力を発していたもの、興奮してしまったわ。」
「ですが貴方が私と戦っても意味が無いですよ。なぜなら私は、」
そう言ってその魔族は守護神を発動した。
「三魔帥の使用していた魔術術式を合成させた魔術なんて私でさえ興奮が隠せません。行きますよ!」
その魔族はソフィアの体に戻りエキドナに向かい突撃した。
「零、あなたはそこで見ていて、決して手を出してはいけないわよ」
「わかった。」
そういうとエキドナは堅実な型で魔族に対応していた。
エキドナはこんな強かったのか、以前の俺では負けていたな。
この魔族、エキドナの予想通り高位の魔族、ソフィアの体を使いこなしさらに自分の魔力を浸透させて強化している。
「あなた銃は使わないのかしら?ソフィアの得意武器よ」
「そうでしたね、そんな武器ありましたね。つい戦いに夢中になってしまいました。」
(かかったわね)
エキドナはそう思考し銃弾を軽々と避ける。
「忌々しい、こんな武器め、思ったより弱いではないか!クソクソクソクソ!」
「こんなもの……」
そう言って魔族は銃を投げようとした。その瞬間、エキドナが桃色に光り、凄まじい速さで移動した。
「かかったわね!」
そういうと桃色の煙がソフィアの体を包んだ。
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