第25話〜魔術術式〜
凄まじい爆風が結界内で起こる。
煙で何も見えない。
(どうなった?)
煙の中から、1つの影が、
「いい攻撃だったぜ!やるな!」
フェンである。あの攻撃を受けてなお、肉の形を保っていること、それがまずありえない。
煙が上がりフェンの姿がだんだんと見え始める。
(流石にもう攻撃できないだろ。)
(は?)
なんで、
「いい攻撃だったけど、俺に通用するかどうかは別だな!」
無傷だった。
「零、お前の攻撃、確かに強力だ!これ1発で国1つは消せるだろう!でもな、お前は魔術の極意、魔術術式を理解していない!それが差だ!」
(魔術術式ってなんだよ)
「水神はな、お前の攻撃なんぞじゃ負けねぇ〜ぞ!」
「お前の攻撃は受け止めた!こっちの攻撃を喰らえ!」
「そこまでだよ、フェン、熱くなりすぎだよ。」
(何?クオーレ、いつの間に?)
「クオーレ、止めんなよ!」
「だから死んじゃったら元も子もないんだよ。」
「フェンの水神を使った状態の攻撃なんてやばいにも程があるでしょ」
「チッ!今から面白いのに!」
「零、どうだった?クオーレは?」
「強かった。とても俺じゃ」
嘘である。恐らくあの時、空間属性魔術を使えばまだ、勝機はあった。でも慎重な零は自分の実力を
隠す。これこそ "能ある鷹は爪を隠す"なのだ!
「フェンで、どうなんだ?検査とやらは?」
「私から1つの聞いていいかしら?」
イグニスだ。
「なんだ?」
「あなたはどうやって無詠唱をしているの?」
「俺は魔術をイメージして、使っている。そうして、無詠唱へと至った。」
「そんな古典的な方法でやってたのね。」
「クオーレは見抜いてたんだよ。」
「流石クオーレだな!」
クオーレとやらは侮れんな、見た目は子供なのにフェンとイグニスよりも強いかもしれない。
「じゃあ逆に聞くが普通はどうやって無詠唱で魔術を使うんだ。」
「さっきも言った魔術術式よ、まぁ、そもそもこの時代に魔術を極めている人が少ないのよ。」
古典的な方法、かなりの月日がかかった、なんか言い方がどう見ても若者ではないな。
「失礼な質問かもしれないが年齢は?」
「クオーレ達はね、対戦の時代からずっと生きてるんだよ。」
「何歳かはこれぐらい生きてるとわかんないな。」
そういうことか、クオーレとかも見た目だけで俺よりずっと生きてるのか。
「ここから本題だ!お前に魔術術式について教えてやる!」
(来た!魔術の極意、魔術術式!)
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