第17話〜エイル〜
「ねぇ!答えてよレイ!レイなんでしょ!」
「コワ……ス、オレヲ、ジャ・・マす、る…ナ」
もはや零の姿は人間ではなく竜を模した人、竜人とでも呼ぶべき存在になっていた。
「ゥガァァァ!!」
零は今理性を完全に失っている。己が宿す
信念、世界を壊す、ただそれだけ、零が持つ復讐心、怒り、嘆き、それら全てが全面に出た
破壊の王とっなっている。
今の零にはソフィアを認識することもできない。ただの敵、もしくは零の怒りによって埋め尽くされ、敵という概念すらないのかもしれない。
ソフィアも無防備ではいられないと戦闘の準備をした。
零も竜の本能が無意識下で出ていてソフィアを敵と認識したようだ。また、強さも同時に読み取っているため、零はソフィアをじっくりと観察していた。
観察しているのは零だけでは無い、ソフィアもだ。普通の零とも戦って勝てる確率が0%なのに、と考えていたが、今理性を失っていて零本来の実力が出せない、と踏み自分を奮い立たせた。
互いに観察しあいどちら動かない。この間約30秒。
先に動いたのは、
零だ。
今までの零の数倍という速さで動きソフィアをその拳1つで仕留めようとした。だが、ソフィアも負けじと反応しかすりはするが、避ける。
ソフィアも反撃に出る。零から貰った、
明星双銃で零を打つ。
零は動かなかった。避けれなかったのではなく、避ける必要がなかった。竜の鱗が零の魔力で補強されさらに硬くなっていた。
だか、こんなので諦めるソフィアではない。
零は"壊す"という信念のもと動き、ソフィアは"助ける"という信念のもと動いていた。
でも零にはダメージが入らない。
助ける、助ける、助ける、そんな思いがソフィアを強くそして、零に立ち向かう勇気を、
圧倒的であった零との力の差がだんだんと小さくなっていく。
ソフィアは攻撃が通用しなくても助けるという思い、
零への感謝、愛その心が今形となって繋がった。霞がかかったように理解出来ていなかった、
"エイル"というスキルそれがソフィア中で霞が晴れ、
純愛之王へと、
以前のソフィアでは比べ物にならないくらい強くなった。零の方が強かったはずが今のソフィアには純愛之王がある。負けていたはずのソフィアが一気に有利に、そして、
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純愛之王はその名前が能力に関係しています。あ、エイルの方です。調べてみると分かるかも知れません。




