【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ギルドの喧騒から離れ、俺は妻であるフレデリカの待つ私室へと足を運んだ。
静謐な空気が漂う部屋の扉を開けると、ふわりと上品な紅茶の香りが鼻腔をくすぐる。
身重の彼女は、俺の姿を認めるなりパァッと顔を綻ばせ、何も言わずに優しく出迎えてくれた。
俺は少しだけ膨らんだ彼女の腹部を気遣いながら、その華奢な体をそっと抱き寄せる。
「寂しくさせてすまない」
ぽつりとこぼした俺の謝罪に、フレデリカは小さく首を横に振った。
「もう。らしくないことを言わないでくださいまし。逆に不安になりますわ」
フレデリカはクスリと微笑み、俺の胸元にそっと顔を埋める。
柔らかな髪から、甘い花の香りが漂ってきた。
彼女はゆっくりと目を閉じ、俺の体温を確かめるように身を預けてくる。
密着した体越しに、トクトクと穏やかな心音が伝わってきた。
「わたくしは、分かっております」
フレデリカは愛おしそうに俺の背中に腕を回し、静かな声で紡ぐ。
「あなたが誰かのために動き、そして、わたくしに心配をかけて申し訳ないと思っていることも。……全部、お見通しですわ」
俺が口にする前に、彼女はすべてを理解してくれていた。
言葉など交わさずとも、夫婦の絆が揺らぐことはない。
余計な弁明は不要だという、彼女なりの優しさなのだ。
「そうか」
「ええ」
俺は深く息を吐き出し、腕の中の愛しい温もりをさらに強く抱きしめるのだった。
【おしらせ】
※3/1(日)
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