【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
賑やかな歓声と熱気に包まれるギルドのロビーに、タッタッタッという軽快な足音が響き渡った。
人垣を掻き分けて現れたのは、豪奢なドレスを身に纏った小柄な少女だ。
「父上!」
彼女はパタパタと小走りで近づいてくると、俺の胸に飛び込んでくる勢いで抱きついた。
ふわりと甘い香水の匂いが鼻先を掠める。
「エッタ。こいつはミナだ」
俺は彼女の頭をポンと撫でてから、背後に隠れていたミナを指し示した。
現在の『天与の原石』を束ねるギルドマスター、ヘンリエッタだ。
「む? 新しいギルメンですか?」
「そうだ。処遇についてはお前に任せる」
「任せるのじゃ!」
エッタはえっへんと胸を張り、自信満々にふんぞり返った。
その堂々たる佇まいに、ミナは目を丸くしてポカンと口を開けている。
やがて、ミナは不安そうに俺の服の袖をきゅっと掴んだ。
「アクトお兄ちゃんが見てくれないの?」
上目遣いで尋ねてくるミナの瞳には、明らかな寂しさが浮かんでいた。
「俺は引退した身だ。今のギルマスはエッタだからな」
「そうなんだ」
ミナはガックリと肩を落とし、しゅんと項垂れてしまった。
俺に拾われた身としては、俺の下で教えを請いたかったのだろう。
俺は苦笑し、ミナの目線に合わせてしゃがみ込んだ。
「心配するな。エッタはすごいし、頼りになる。何より、お前と同じ目を持っている」
「え!? そうなの?」
ミナが弾かれたように顔を上げ、驚愕に目を剥いた。
俺は頷き、エッタの方へ視線を向ける。
「ああ。あいつの言うことをしっかり聞いていれば、お前も必ず凄くなれる」
「そっか」
ミナの顔にパァッと明るい光が差し込んだ。
自分と同じ特異な力を持つ存在が身近にいる。その事実は、彼女にとって何よりの希望となるはずだ。
「頑張れるな?」
「うん!」
ミナは大きく頷き、満面の笑みを浮かべた。
その瞳にはもう迷いはなく、新たな居場所での未来を真っ直ぐに見据えていた。
【おしらせ】
※2/25(水)
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