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無難に生きるのが俺のモットーです。  作者: よにー
第一章 氷人族の少女
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第17話 つかの間の休息

第17話になります。

よろしくお願いします。



 日も高く昇り、暖かい日差しが降り注ぐ昼下がりの午後。お茶などを嗜むにはとてもいい時間帯だ。某有名カフェなら人が殺到して店内が天手古舞になり、落ち着いて腰を掛けるところなんて一席もないだろう。そして無惨にもプラスチックの容器に注がれたアイスコーヒーが心の温度も吸い取っていってしまう時間でもある。


 とりあえず、窓際の席でパソコン開けて優雅に仕事するな。座るとこなくて外に出たら目が合って気まずいんだよ。ちゃんと仕事してるのかなあれ?


 そんな午後のおいしいお紅茶でもすすって英国気分でも味わってやろうかと思いながら俺たちはギルドから受けた依頼をこなしていた。 


 今回の依頼はゲームでもよくある薬草の採取。モンスターを討伐しようと思っていたけど掲示板にはそれらしい依頼がなく、渋々受けた一件だ。討伐と比べて楽な仕事ではあるが報酬が雀の涙なのが痛いところ。まぁそれは建前で、この世界の植物の知識なんて皆無だから受けたくなかったってのが本音だ。


 現実、今俺はただボーっと突っ立っているだけでスラさんとレイナが協力してせこせこと目的の薬草を集めていた。うーん……まるで戦力外通告を受けた上に疎外感にも苛まれてしまってとても居心地が悪い。仲良さそうに作業する二人の背中が俺にはまぶしかった。


「コーキ! ほらいっぱい集まったよ!」


 ぴょこぴょこ跳ねてスラさんはこちらへ近づいてくるとギルドから支給された袋の中を見せてくる。その中には同じ形をした大量の植物が詰め込まれていた。


「お、すごいなスラさん。よく分かるなぁ。俺には全く見分けがつかない……」

「こんなの常識の範疇でしょ。冒険者やっててわからない方がおかしいわ」


 すると棘のある言い方でレイナはこちらも見ずに淡々と薬草をぶちぶちちぎっている。だが言葉とは裏腹に彼女の背中はどこか悲しげな雰囲気を漂わせていた。そう見えるのはおそらく俺が買ってくれると希望を持っていたからだろう。そして同じ人族でも変なヤツのもとに行くくらいなら俺の方が幾分かマシだからだ。俺はそう思いたい。


 だがその願いは潰えてしまった。そして保護した本人はというと叶う望みがほとんどない奴隷からの解放をのたまわっているのだ。信じようにも信じきれず、一度は溶けかけた冷たく不透明な氷の壁がまた厚く形成されているのを感じる。レイナの心が近いはずなのにとても遠い。


 彼女から信頼されるためにもこの話を夢物語で終わらせてはいけない。


「……とりあえずこの草を拾えばいいんだな」

「うん! これがポーションの原料になるんだって!」


 ポーション。なんと聞きなれた言葉だろうか。とあるカクついた世界じゃ一から作るのにかなり手間がかかっていたがこの世界じゃこんな身近なもので作れるのか。


「ちなみにこれと何を混ぜればポーションになるんだ?」


 チラリとレイナの方を見て言ってみるが何の反応も返さず、ただ静かに黙々と薬草を採取して手際よく袋に詰めていた。


「レイナー?」


 黙ったまま作業するレイナを変に思ったのかスラさんが彼女に呼びかけた。


「……マナリキッド」


 少しため息をついたあと彼女は小さく独り言のように呟いた。


「マナリキッドってあの魔水晶ってやつの原料だよな? あれって魔法属性を見るだけのもんじゃないのか?」

「まさか、それだけじゃないわ。マナリキッドにはたくさん用途があるのよ。魔道具の作成に使われるしその燃料にもなるわ」

「へー……」


 まったく知識のない俺に呆れたのかちょっと不機嫌になりつつもレイナは作業しながらも説明してくれた。そんな会話の最中俺はふと疑問に思うことがあった。


「そういえばギルドにいた時、レイナさんってシャワー使ってたよな?」


 そういった途端、突然レイナはこちらに振り返って物凄く冷たく鋭い目つきで俺を睨んできた。おん? なんぞ?


「なに? 死にたいの?」


じっと見つめるレイナに俺はなぜ睨まれているのか検討がつかなかったが、自分の言葉を頭の中で反芻しているとその理由に気付いた。


「へ? あ!! 違う! 断じてレイナさんの裸のことは!! いや綺麗だったけど!! て、そうじゃなくってですね??!!」


 自分でも訳が分からずわたわたと両手を振り誤解を解こうと必死になるが、変に取り繕った言い訳をしてしまい焦りが加速する。少し赤面しつつもレイナは恥辱と侮蔑の混じった表情でじっと俺を睨み見続けている。そして街を出る前に拵えた彼女の腰にある剣がさっきからちらついてどうにも落ち着かない。


「で?」


 冷たく低い声でレイナは俺の言葉の続きを求めた。


「えーと……その首輪のせいで魔法が使えないってことはさ、シャワー魔道具ってどうやって使ったんだろうなーって……。はい、それだけです……」


 徐々に言葉尻が萎んでいき、最後の方はもはや自分でもブツブツ言っているようにしか見えない。ふええ……レイナ怖いよう……。


「あー! それならボクが魔力を流してあげたんだ!」


 えへん!とないのに胸を張るスラさん。スラさんも魔力ってあったんだ……。


「あの時はありがとう。助かったわ」


 スラさんの可愛らしい仕草に思わずレイナも柔らかく微笑み返す。……え? 仲良すぎじゃない?


 というかちょっと待て。スラさんが魔力を流したということはスラさんもシャワー室に同伴したということでは?


「……やるなスラさん」

「でしょー!」


 微妙に俺の賞賛とスラさんの自慢がすれ違っている。まぁそんなことは瑣末な問題だ。

  

 あとでスラさんからじっくりと当時のお話を聞かせていただくとしよう。


「それにしても良かったねーレイナもギルドカード作れて」

「ええ本当にね」


 そう、レイナは元々奴隷かつ氷人族ということもあり滅多に人の街など来たことがない。それゆえ彼女は身分証を持っていなかった。しかしなんと依頼に出る前、ギルドで手続きをしようといつもの受付嬢ことフィリアを尋ねるとすでに発行されていたのだ。


 フィリアも言っていたがおそらくミラが気を利かせて先に済ませて置いてくれたのだろう。カウンター上でしたとことと言えば魔法属性の確認と書類にサインしたくらいだ。なんと手際の良いギルドなんだ。


 ちなみに、魔水晶は魔力を流さずとも触れるだけで属性がわかるらしく検査は一瞬で終わった。レイナの属性はなんと俺と同じく氷属性一種類だけだった。単一仲間! 紅桔、嬉しい! まぁ実際は初級の水と上級の氷ってことだから厳密には二属性なんですけどね!


「俺の時は色々めんどくさかったのに……」

「……そうなの?」

「うん! ギルドに行った途端にね他の冒険者と決闘したんだ!」

「え、なんで」


 少し興味のそそられる話題だったのかレイナは食い気味に俺の方を見てきた。うーん、もっと違う話題で注目して欲しかったかな!


「なんかね、コーキがひょろっちぃ栄養価が全くないモヤシみたいな男だから冒険者なんかに向かないって言って突っかかってきた奴がいたんだよ!」


 スラさん? ガルドもそこまで言ってないと思うよ? 今一番傷ついてるわ。心が……痛いよ……。


 スラさんが元気溌剌に事の顛末を話している横で俺は、よよよと泣きながらプチプチと薬草をちぎりにちぎっていた。


「そう、私はその突っかかってきた奴の気持ちが何となく分かるわ。見た感じじゃ弱そうだもの」


 しくしくめそめそしている面に蜂を飛ばすかの如くジロっとレイナは縮こまっている俺の背中を見やる。やめるんだ!! 俺の背中は今泣いているんだぞ!!! トゥ! ヘアーッ!


 スラさんも「だよねー」とレイナの言葉に賛同していた。うんうん、わかるわかる。自分でも「死んだ魚の目してる」って言われたら「それあるー!」って言っちゃうからね! 死のうかな?


 しかしスラさんは同意しながらレイナの袋に薬草を詰めつつも若干声音を変えた。


「でもね、コーキはそんじょそこらの剣士とは違うんだ。なんたってあのデスバラッドを一人で討伐寸前まで追い込んだんだから!」


 スラさんの言葉を聞いた瞬間レイナは固まり、くわっと目を見開いた。


「……冗談でしょ? デスバラッドって言ったらとんでもないほど強いモンスターじゃない。それをEランクが一人で?」


 信じられないものでも見ているのかレイナは驚愕の表情で俺へ顔を向ける。良いぞ! スラさんその調子だ! そのまま俺の株を爆上げしてくれぇ!


「うん! ボクじゃ全然歯が立たなかったのにコーキはボロボロになりながらも必死に戦ったんだよ!」

「……うそでしょ」


 レイナは口を手で覆いスラさんの話に聞き入る。なんだかだんだん背中がむず痒くなってきたぞ?


「まぁでもカイトが来なかったら結局死んでたけどな」


 気恥ずかしさからか俺はつい早口で喋ってしまう。


「……本当にほんとなの?」


 まだ信じられないのかレイナは俺を見たあともう一度スラさんを見た。


「ホントだよ」

「……そう」


 スラさんの静かな視線が彼女の瞳と交差する。すると何か腑に落ちたのかレイナはふっと一瞬だけ表情が柔らかくなったような気がする。


「すごいのね」


 目は伏せがちだったがレイナの澄んだ瞳はこちらを向いていたような気がする。そういう気がしたんだ。なぜなら俺は背中がむず痒くなったあたりから二人に背を向けてしまって確認しようがないからだ。俺はまだ多感な高校生だぞ。手加減してくれ。


「ンン!! ヴぇ! ヴぉほッ!! っげほっげほ……もういいですか?」


 わざとらしく咳ばらいをして恥ずかしさをごまかした。最後のはただ単にむせただけだけど。


「コーキってばなに照れてんの?」


 ぷるぷるした顔をニヤつかせてスラさんはこちらに目を向けてくる。つい昨日まで顔面つるつるだったくせに妙に表情豊かだなこのスライム。あとでその顔粘土みたいにコネコネしてやるからな。


 ぶつくさとスラさんの不満を漏らしつつも俺たち……と言ってもほとんどスラさんとレイナが談笑しながら着々と薬草を摘みに摘んで依頼を進めた。


「よし、こんなもんだろ」

「うん!」


まるでスーパーの特売セールで詰め込んだレジ袋みたく俺たちの収穫袋ははちきれんばかりに膨れ上がっていた。


後はこれを持ってギルドに帰るだけだ。楽な依頼ではあるけどその分報酬は少ない。これで一人あたり大体銀貨十枚程度だから三人で三千円くらいか……。うーんどうなんだ?


昨日のゴブリン討伐はあの二人がたくさん倒したということもあって二十体ほど倒してそれなりの金額になっていた。俺自身はあまり倒してなかったが彼女を助けたということもあり三人仲良く山分けになった。それで金貨二枚だったかな?


さらに言うと、昨日の出来事で俺のDランク昇格が決まったらしい。ただし発行してすぐに昇格は出来ないらしく時間を置かせて欲しいと頼まれてしまった。俺的にはちゃんとした生活ができるならAでもEでも構わないんだけどね。


少し話が脱線してしまったが、結論。採取依頼は儲からない。皆がこぞって討伐依頼を受ける理由がよく分かる。まぁ薬草の入手難度が低いから安いってのもあるかもな。たまになら受けてもいいかくらいだ。


「一旦ギルドに戻るか」

「そうだね〜。ボクお腹減ったよ」

「……私も」

「じゃあちょっと遅めの昼飯だな」


俺が二人から薬草の入った袋を受け取って虚空巾着に収納する。袋を袋に入れるって変な感じだな。


「それ便利ね」

「ん?」


突然指をさすと、虚空巾着に興味があるのかレイナが俺の腰元に視線を落とした。


「ああ、虚空巾着な。ギルドマスターから貰ったんだよ」

「そう、なんでも入るの?」

「基本手に持てる程度のものならなんでもいけるけど人くらいの大きさは入らないらしい」

「ふーん……」


レイナは物珍しいのかじっと虚空巾着を見続けて、視線を離さなかった。……欲しいのかな?


「レイナさん、悪いけどこれはあげられないからな? 今の俺の生命線でもある代物だし」

「別に欲しいってわけじゃないわ。ただ、どれくらいの大きさなら入るのかなって思っただけ」

「そ、そか」


するとレイナはスラさんの方に振り返って中腰で見下ろした。


「スラさん、あなたって大きくなったり小さくなったりできる?」


垂れる髪を耳にかきあげながらレイナは優しい声音でスラさんへ問いかけた。


「むっ! よゆーだよ!」


そう言うとスラさんは忙しなく大きくなったり小さくなったりを繰り返した。……風船か?


「じゃあ限界まで小さくなってみて」

「むむっ! むむむむ……」


レイナの指示通り、スラさんはどんどん小さくなっていき、最終的には両手に収まるほどのサイズまで小さくなった。


「す、すげ」

「ふふん!」


自慢げにスラさんは鼻を鳴らすが小さすぎて声が遠い。


そんな小さくなったスラさんをレイナは両手ですくい上げるように持ち、俺の方へ近寄るとスラさんを俺に差し出した。


「はい」

「はい?」


急に差し出されたスラさんに俺は素っ頓狂な声を出した。え? まさか?


「入れろと?」

「ええ」


おかしい事でも言ったか? とレイナは首を傾げて俺を見つめる。一体何考えてるんだこの氷人族は。確かに手に持てるならなんでも入ると入ったがスラさんを虚空巾着に入れるなんてそんなこと……。


「よし、スラさんゴー」


そう言って俺はおもむろに虚空巾着の口を広げ、亜空間の入口をスラさんに突きつけた。


「え、えっ。えぇ?」


訳も分からずスラさんは俺とレイナの顔を交互に見て戸惑い始め、おろおろしていた。


「さぁこい」


声音を変えて勇ましい感じに俺はスラさんを虚空巾着へ誘導する。


「む、むむむ……むっ!」


意を決してスラさんは口を広げた虚空巾着に飛び込み、吸い込まれるように入っていった。


「お、おお……入った」


俺とレイナが驚いていると袋の中から声が聞こえてきた。


「コーキぃ〜、なんか変な感じだよ〜」

「変な感じとは?」

「なんかこう、ぐにゃぐにゃしてて上手く体が動かせないんだ〜」


なんか喋り方がミラに似ている気がするがそれは置いといて、中は亜空間のようになっているためか重力で体が重いはずなのに浮いているように感じるらしい。


「スラさん、その中で大きくなることはできる?」

「えぇ〜? やってみるぅ〜」


声がぐにゃぐにゃのぐわんぐわんで聞きとるのにちょっと練習が必要そうだ。


虚空巾着の口から俺とレイナは中を覗いてスラさんを探していると奥の方で小さい雨粒のようなものが徐々に大きく膨らんでいっているのが見える。


しかし、虚空巾着の中に壁があらず、際限なく広がっているように見えるからスラさんがどれくらい大きくなってるのかが分からない。


「もう限界〜」


スラさんはぐにゃぐにゃ声で俺たちを見上げていた。


「今ってどれくらいの大きさなんだ?」

「マッスルフォームよりちょっと大きいくらいだと思う〜」


ということは二メートル弱か、外からだと入らないサイズだ。


「そのまま外に出られる?」


虚空巾着を覗いているとレイナが少しだけ顔を寄せてきてふんわりと甘い香りが漂い、俺の鼻腔をくすぐる。不意にドキッと心臓が跳ねて俺はつい反射的に顔をレイナから遠ざけた。それを見たレイナは不思議そうにこちらを一瞥したがすぐに虚空巾着の方へ向き直した。


……びっくりしたぁ……。


「む〜、やってみる〜。コーキぃ〜掴んで〜」

「お、おう」


俺は虚空巾着の中に腕を突っ込み、中をまさぐっているとぷるぷるした物体に手が触れた。


「これか?」

「それそれ〜」


しかし掴んでみようとするが手に対してスラさんの身体が大きいからか掴むに掴めない。なんかつるつるの壁を持とうとしてるみたいだ。


「スラさん、触手で俺の腕に絡まってくれないか」

「おっけ〜」


するとスルスルと俺の腕を何か細いものが這うようにしてぐるぐると巻きついていく。普通にちょっと気持ち悪いな……。


「いいよぉ〜」

「おし」


スラさんの合図で俺は腕を引き上げる。虚空巾着の中は無重力になっているのかスラさんの重さを感じず、簡単に引き上げられた。


そして腕を虚空巾着から出し切って一気にスラさんを引っ張り出す。すると虚空巾着の開いた口はそのままの大きさでスラさんの身体が瓢箪(ひょうたん)の頭みたいにくびれて捻り出された。


「むおお……!!」

「うおお……!!」


虚空巾着から身体を全部出すとその勢いのまま、スラさんが宙を舞ってドスン!と大きな音を立てて地面に降り立った。


「スラさんなんともないか?」

「むん。問題なし」


俺よりも遥かに大きいサイズでスラさんはムフーっと息を吐く。大きくなって肺活量も上がってるからか、吐いた息が突風みたいに俺の髪を逆立てた。


「なるほど、普通に出られるのね」


その一方、レイナは顎に手を添えて興味深そうに虚空巾着を見つめる。中で大きくなったものを取り出せることは分かったが、一体何がしたかったのか……。


「で、レイナさん。これを知って何がしたいんだ?」

「え? 別に? ちょっと気になっただけよ?」


キョトンとレイナはあっけらかんな表情をした。えぇ……なんなんだ一体……。


「これならボクはコーキの虚空巾着の中に居られるってことだね!」

「え、ああ。そうね、うん」


なんとか利点を見出してくれたのかスラさんは嬉しそうにしてしゅるしゅると小さくしぼんでいつもの大きさに戻った。スラさんはいつでもいい子やな……。


まぁ使い時はいつかくるのだろう。恐らく、多分、大体、きっとそう。


「それにしてもスラさん凄いわね、あんなに大きくなれるなんて」

「そう? えへへ! いざとなればベッドにもなるよ!」

「それは便利ね。今度試させてもらおうかしら」


気がつけば仲睦まじく二人は楽しそうに談笑を始めており、俺は蚊帳の外だった。あれ? 俺、いらない?


「……帰るか」

「うん!」


ボソりと誰にも聞こえないくらい小さく独りごちるがスラさんは敏感に反応した。やだ! この子ったら地獄耳よ!


その後何事もなく、俺たちは幻獣の森を後にした。

次回投稿は3月15日を予定しています。

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