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傷心者の行く末  作者: 伏見ソラ
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予期せぬ事態

海斗に、ひきずられ連れてこられたのは、和風な感じの居酒屋だった。


「もう相手の子たちは、先に入ってるらしいから俺たちも行くぞ!」


その勢いのまま居酒屋の中に入る。受付になかに連れがいると伝えるとすぐそこの個室に通された。そこにいたのは、ルックスよし!声ですら俺の好みの二人組がいた。


「ごめんね。遅くなっちゃった。こいつの用意が遅くてさー。」


おい!いきなり俺を蹴落とそうとすんじゃねえよ。二人ともがこっちを見てんぞ!俺の立場がヤバいと思いとりあえす謝っておく。


「二人ともごめんね。遅くなって。えっと初めまして、真田春樹です。よろしくね。」


できるかぎり悪びれた風にそれでいて笑顔でだ。


「全然大丈夫だよ!初めまして、蒼井美姫です。こっちが友達の佐倉円佳です。今日は、楽しもうね!」


ふたりともえがおであいさつしてくれたので正直ありがたかった。さっそく席に着き、乾杯をして合コンを始める。話していると少しずつわかりはじめた。二人は社会人になってあまりの出会いのなさに驚いてほかの友達の紹介で海斗と知り合い今回の合コンに来たそうだ。まあ四人だけどな!酒もいい具合に入ってきたところで思い切った質問をしてみた。


「はっきりいうと俺らのどっちがタイプ?」


我ながら思い切ったことをを聞いてると思うがこの際関係ない。俺たちは、持ち帰りをするためにここにいるのだから必要なことだ。二人は、俺たちを見て同時に言い放つ。


円佳「海斗さん!」

美姫「春樹さん!」


おや?なんか丁度よかった。これで作戦を進めれる。そこで海斗が提案をする。


「お?ちょうどいいね。じゃあ、席替えしてみない?」


それにしたがい美姫が隣にやってくる。やっぱり近くで見てもかわいいと思う。すこし頬をそめているところとかかわいくて仕方ない。正直、ノリにまかせて抱き付いてみたりしてもいいのだろうか。いけないいけない沈まれ煩悩!と思っていたら美姫のほうから引っ付いてくる。


「今日はなんかアルコールまわるのはやいなぁ。なんか甘えたくなっちゃう!」


美姫は積極的になってきている。どうも海斗のほうも同じ状況らしい。この状況は好ましい。でもいまはそれより・・


「ごめん!ちょっとトイレ!」


呑んだことによりトイレも近くなったしな(笑)そそくさとトイレに向かう。その道中、なにか聞いたことのある声が聞こえた。一瞬で酔いも消えてしまうレベルだ。そして体の震えが止まれなくなってきた。これはまずいと思ったが、気のせいにしておきたかった。そう、目の前にあらわれるまでは。


「ハル君?あ、ハル君だ!こんばんは!」


思い出すのは、あの肌を突き刺すような寒さの日。刺さったままの言葉・・。俺を変えてしまいそうな出来事。すべてがフラッシュバックを始めていく。


「な、なんでここにいるんだ・・。みどり・・・。いや夏川さん。」


そう俺をどん底に落とした元カノに遭遇してしまったのだ。

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