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神託の盟約

そしてもうすぐ日本で言う成人式のようなものがあるらしい。


こちらの世界では神託の盟約と呼ばれている。

17歳になる少年少女を7月の1日に神殿へ集め神からの祝福を得る儀式だ。

この世界では17歳まで生きられるのは幸せなことだとされている。昔は流行り病や事故などで17歳までに死んでしまうものも多かったそうだ。だから病などに気づかれないように17歳未満の子供はない(71)ものとされている。だから7月1日に神託の盟約が行われる。


あと一週間しか無い。


はぁ。どうするか。

一旦礼儀作法などはできるようになった。文字も書ける、そして驚きなのはこの世界の計算は難しいのでもせいぜい中学生レベル。高校を卒業して大学に行った私には簡単すぎる。

17歳になったら私はルキハと結婚しなければならない。

ここまですれば恥はかかないでしょうね。


私は朝食を食べに向かった。


もう廊下もそこまで長くは感じず一人で向かっている。


「おーい。リル、おはよう。」

扉の前で声をかけられた。ルキハだ。


「おはようございます。」


ルキハももうすっかりおとなになっている。

国王に似て水色ではなく深い青色の髪の毛をみつあみにしてまとめている。そしてワインのような赤色の目。なんというかエッチだ。大人の色気というやつだろう。

まわりからの人気も高くなっていってもうアイドル状態だ。


「ほんとに異世界なんだな。」


「この世界が、か。」


「はぁ、そうですよ。」


私達はそんな会話をしつつ国王たちのもとへ向かった。


「おはようございます皆様。」


「嗚呼おはよう。」


「おはようございます、ルキハ、リル。」


私とルキハが席についたことで食事が始まった。


もうここの食事にも慣れてきて転生してきたのかなって思うこともたまにある。


ご飯を食べ終わり勉強をしていつも通り過ごしていた。


するとドアがノックされた。


「はーい。どうぞ。」


そう言っても返事はされない。基本的に私からドアを開けることはない。これも礼儀の一つだ。

いくら待ってもドアが開けられないのでろこに頼んで見てきてもらうことにした。


「あ、あのリル様、プレゼント?のようです!」


「あらそうなの。開けてみてくれる。」


「は、はい。」


開けるとそこには昔私が一目惚れしたドレスが入っていた。私の大きさにピッタリのサイズの。


「これって。」


「はい。あの職人のものです。3着入っております。」


「作らないって言ってたんじゃないの?」


「そうですね。旦那様が頼んだのでしょうか?」


「そうかもね。でも嬉しいわ。また着られる日が来るだなんて。」


私はそう言って早速そのドレスに着替えてみた。

気分が良くなって王宮内を散歩することにした。


わたしの部屋を出て少し歩いた先の角を曲がったところで何かにぶつかった。


「痛っ。」


「ごめん。リル。前を見ていなかった、僕の不注意だ済まない。」


そこにいたのはルキハだった。

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