13話 初めてのお金稼ぎってワクワクだ!
馬車に揺られて一週間程。レアーニ家族や馬車を引く御者の人たちがクッションを尻の下に敷く中ある国へ着いた。
検問を通ると人が多く賑わう市場があった。家が往々にして並びそのきれいな街並みと人通りの良さは、人の少ない長旅をしている俺には安心感を与えるものだった。
レアーニパパがと心の中で呼ぶ猫耳の生えたレアーニの父が俺の横を通って馬車から出ようとする。
「ここには馬車を変えることもあり二日滞在する。それまでは好きにしていろ」
クッションを持ちながら言った。
あれ? そんなことを教えてくれるなんてクッション上げて少しレアーニのお父さんから好感度上がった?
とか考えているとレアーニパパはわざわざ鞘に入った剣を取り俺に向けてきた。
「お前の天恵は金になるからな、少しは生かしてやる」
「そうですか……」
そう! 俺の天恵は金にもなる!
レアーニパパが馬車から降り母もレアーニもレアーニパパと一緒に行った後俺も降りた。
「んーー」
俺は背伸びし、尻を揉む。
さて……これから何処で金が必要になるか分からない二日あるそうだが、早速今日である程度は稼いでしまおう!
俺は街並みを拝見しつつ歩いて回る。
屋台が出ていた。肉を焼く香ばしい匂い。
やばい。食いたくなってきた。でも肉を出して売るのはちょっと難しそうだよなー。
うーんと、考え歩く。
アクセサリーが置いてある店を見つける。
アクセサリーか……ま、ここでいいか。
俺は人通りの少ない所に移動し、ポケットに手を入れウィンドウからそれっぽいアクセサリーを手に出した。因みに無料無限課金から出す物や魔法は自分の意識次第である程度離れたところにもにでも出すことができる。
今回はポケットの中の手の中だ。
アクセサリーの値段は一万円と書いてあったり千円と書いて伏せてあったり疎らではあったが数十万のは一応控えておく。
アクセサリー屋に俺は行った。日本にあるような高価なアクセサリー屋ではなく屋台の様な安価な物が並ぶ店だ。
そこにおじちゃんが座っている。
「すいません」
「いらっしゃい」
「あの、アクセサリーの買い取りってやってます?」
「見せてみな」
俺はポケットから沢山のアクセサリーをジャラジャラ出し机に並べた。
「売れるものだけでいいのでー……」
ふーんと言っておじちゃんはアクセサリーを見る。
「うん……小僧、いやあんたこれ何処で売ってた?」
「いや……」
「ナヨナヨしていてちょっと微妙なのもあるが逆に装飾が細かく宝石が付いていて凄く高価になるものもある……うん。全部買い取ろう」
「あ、ありがとうございます!」
はーと息を呑み俺は笑顔で返事した。
◆◆◆
銀貨六枚……手に入れたぞ。
この国の貨幣の価値は……上から。
金貨が十万円。
銀貨が一万円。
銅貨が千円。
半銅貨が百円。
中銅貨が十円。
小銅貨が一円。
なので日本円で六万円ゲットしたわけだ。結構儲かった。
……これくらいで金はいいのかな? あまり持ちすぎてても狙われる危険があるし足りなくなったらまた稼げばいいよね。
俺は香ばしい匂いを放つ肉屋に行った。
「おじちゃん串焼き一つ!」
そして俺は宿に泊まりゆっくり休んで次の日レアーニ家族とまた馬車に乗った。
オラにptわけてくれえええっと言ってからptが1も入らない……笑。




