10話 嫁ガチャについてってやばあ!
「嫁ガチャ?」
「……はい」
嫁ガチャ……なんてものをやろうとしているんだ……てか待て、何でこの異世界にガチャって単語があるんだ? 聞いてみるか。
「ねーガチャって何?」
ミリもちぐはぐしながら答える。
「カプセルに女性を入れて沢山のカプセルからランダムで一つ箱から出す物だと……」
「なんだそれ」
なんかちょっとズレてるなあ。
「女神様からの天啓が下ったんだそうです」
「女神様?」
「うん」
女神そんなのもいるのか。魔王がいるんだし出てきてもおかしくないか……ん? 嫁ガチャ女神様案ってこと、何言ってるんだ女神様は。いや女神様が言うってことはこれが最善なのか?
「各国へと天啓があってそれで断る王も居らず」
「なるほど」
「国民に話すと混乱を招くからと秘密裏に五年前から計画は進んでいたそうです」
オラリス王子が真剣に話す。
「それが来月行われる」
「来月!!?」
「ああ」
「それまた速いですね」
ミリも心配そうに言った。
「この国では一つの区切りが十歳となっているのでそれ以上の年齢の独身の人たちは強制参加ということらしいので……私とお兄様の様な王族は除外されるようですがチリンは……参加になると思うよ」
「な……なに……」
「聞いていい?」
ミリは俺に問う。
「チリンは嫁ガチャ賛成なの……?」
俺は真剣に熟考する。
「……分からない……不甲斐ないくらい全然分かんない。正解なのか不正解なのか、少子化対策の案か……乱暴だけど効果的だよな……それお互い気が合わなかったらどうするの?」
「そこまでは何も言われてないって」
「じゃあ別れていいんだ」
「直ぐ別れたら天罰を食らわすかもよって言われてるらしいよ」
「直ぐじゃなきゃいいのか……ならお見合いみたいなもんか」
「チリンって十二歳とは思えない言葉知ってるよねお見合いとか」
俺はドキッとする。
「う〜ん? 知ってる人は知ってるよ」
「ふーん……ま、今はいいか。今に始まったことじゃないしね」
…….。
そうして俺は家に着き日が流れた。
◆◆◆
数日が経ち、世間は嫁ガチャのことでいっぱいいっぱいだった。
家には俺からこの話を前からしていた。話した時は相手にされなかったが国から直接の演説や封書が回ってきてからは父さんたちも慌て出していた。
「取り敢えずタタムミとニニは十歳以下だから対象外になるか……」
家の二人目の妹ニニ・インプ。ショートカットでまだ可愛い家の子が他所の男の元へ行かなくて良かった。
「チリンか……」
父が息を吐き話す。
「まーチリンは子供だとは思えない所が多々あるし大丈夫か!」
俺の心配は……。
胸にギュッとくる。
「男だしな」
そう。これ男の方が安全だよな襲われないし。
母が心配そうに言う。
「でもまだ子供よ。何があるか分からないわ」
「チリン天罰が来ない範囲で何かあったら帰ってくるんだぞ」
「……分かったよ」
こうしてまた数週間が経ち――。
◆◆◆
王都ラーナァ国。人で溢れかえりそうな位各地から集まっていた。不思議な光景なのが若い女性がいないこと。若い女性はもうガチャのカプセルの中だ。
遠くに見えるのは大きな透明な箱に女性が入ったカプセルがいくつも入っている。そのガチャは七個位用意されていて、中身が空になったら女性を入れて追加していた。
これ、女神様の発案じゃなかったら絶対実現してないしあらゆる方面から批判殺到なんだろうなー。
そんな光景を見ながら、父と母、妹たちまで付いてきていた。
何時間も待ちとうとう俺の番が回ってくる。
一編読了おめでとう(*´꒳`*ノノ゛パチパチ
次は『嫁ガチャ編』ですよ! と言っても始めにガチャガチャするだけなんですが……。
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