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流星と寄り添う夜  作者: 璃依
本編
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40/92

~三人でお出かけ~

   1


「ねぇ、リュナ。この週末、三人で出かけない?」

「おでかけ?」

「そう。どこに行くかはまだ決めてないんだけど、どうかな?」

「おでかけ、たのしみ!」

リュナはぱあっと表情を明るくすると、嬉しそうに笑った。



   2


ぽかぽかと晴れた週末。

リィとレイルはリュナをつれて歩いて沢にやってきていた。水量もさほど多くなく、深いところでリュナのお腹の位置までしかない。これなら溺れる心配はないだろう。

リュナは透明な水に小さな手を浸し、歓声をあげた。それから、靴と靴下を脱いでぺたぺたと石の上を歩き───


ずるっ。

「わあっ⁉」

「「リュナ⁉」」


ばしゃん。

濡れた石に滑ったリュナが、見事に水の中に落下した。



「うう・・・」

数秒後、びしょぬれのリュナがしょんぼりとリィに抱き上げられていた。

いくら暖かいとはいえ、冷たい水に飛び込んで放置すれば風邪をひくだろう。リィとレイルは同時に魔法を行使した。リィの手から溢れる陽光がレイルの作り出した風をあたため、温風に吹かれたリュナの服と体はすぐに乾いた。

「寒くない?大丈夫?」

「うん!まほう、はじめてみた!」

「リュナが、もう少し大きくなったら、簡単な魔法使ってみる?」

「やった!」

「理解できるくらいになったらね」

三人は日が暮れるまで遊び続けた。

遊び疲れて眠ったリュナを背負い、リィはレイルの手を取って、瞬間移動した。

リュナを寝間着に着替えさせ、軽くシャワーを浴び自分も楽な格好になると、リィは布団に入った。起こさぬようそっと頭をなでると、リュナは僅かに微笑みを浮かべる。

「またみんなで行こうね・・・」

囁いて、リィの意識は眠りの海に沈んだ。


リィの後に風呂に入ったレイルは、二人の寄り添って眠る姿を見て微笑んだ。少しずれている布団を首元まで引き上げる。眠る二人が寒くないようにすると、レイルもベッドに横になる。

───おやすみ、リィ、リュナ。

窓の外で、満月が輝いていた。

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