表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
流星と寄り添う夜  作者: 璃依
本編
PR
4/92

第三章『流星と寄り添う夜』


   1

 

「結界は、ただ古くなって破れただけらしいね」

「再展開はできそう?」

「大丈夫。結界石が届きしだいだって。それと、こんな本が見つかったんだけど読めないんだ」

そう言ってさしだしてきたのは一冊の本。

レイルは読めないと言ったが、リィは読むことができた。


『この国は魔獣等から身を守る手段を持たない。そう遠くないうちに、結界は古くなり破れるだろう。そうなったときのために、私は自分の記憶を結晶化させておく。───いつか、私の生まれ変わりとなる者が、手にとるように。───リピア』


最後にはリピアと記されていた。

書いた記憶はない。つまり、結晶を作ったあとにこれを書いたのだろう。


「・・・読めたかい?」

「・・・ううん、全然」

私は笑顔でそう答えた。



   2


 二人は、草原に座り、空を眺めていた。

「僕の名前は、異国の言葉で『夜』って意味なんだ」

「そうなんだ。・・・レイルの目は、濃い青で夜空みたいだね」

辺りはもう真っ暗になり、満天の星空が広がっている。

「「あ」」

二人同時に声をあげた。

「流れ星!」

「流れ星、初めて見た!」

「リィも?」

レイルに頷いて、再度空を見上げる。

「・・・いや、僕は前に見たことあったな」

「いつ?どこで?」

「君と、初めて会ったとき、その場所で」

どちらともなく顔が近付き、唇がふれあった。

───静かな草原で、流星(リィ)(レイル)は寄り添っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ