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流星と寄り添う夜  作者: 璃依
本編
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21/92

~悩み~

   1


「どうしよう・・・」

リィは真剣に考えていた。

「騎士達に相談してみようか・・・?いやでも・・・。テセウスは・・・」

さっきから寝室の中をぐるぐると歩き回っている。そんなリィを扉の隙間からそっと覗き込むものがいた。この家には二人しかいないので、人影はレイルだ。リィはレイルに気付かず、終いにはベッドに倒れ込んだ。



   2


自室に戻ったレイルは仕事用の机で肩をおとしていた。

騎士達とテセウス殿下には相談でき、自分にはできないのか。不意に先日の悪夢が蘇る。

リィは、僕よりテセウス殿下のほうがいいのではないか。寝室のほうを見て、レイルはため息をつくのだった。



 光が顔に当たっている。どうやらあのまま寝入ってしまったらしい。ドアを開け、廊下に出る。すると、向こうからリィが走ってきた。何故か両手を後ろに回している。

「おはよう、レイル」

そう言って、リィは両手を前に出し───


「誕生日おめでとう、レイル」


 リィはずっと、プレゼントはなにがいいか迷っていたのだった。レイルは誕生日なんてすっかり忘れている。と言うより、祝ってもらった記憶がないのだ。


「わ、きゃっ」

気がつくと、レイルはリィをプレゼントごと抱き締めて───


「ありがとう、リィ」

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