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怪 談   作者: 冬月 真人
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【予知能力】


(この能力ちからは我ながら薄気味悪い)

透は今、心底そう思っていた。


始まりは週末の土曜日。

休み明け、月曜と火曜の配車と内容を聞いていた透は漠然と予定が変わる予感を抱いていた。

理由は無い。

メインの予定はそのままに、追加された仕事が全て変更になると思っていた。


そして日曜の朝。

おかしな夢に目を覚ました。

友人のお父さんの葬儀に出席する夢だ。

やけに生々しい夢だったが、友人のお父さんは二年前に亡くなっている。

(ああ、誰か…誰かは分からないけど、お父さんが亡くなる人が身近に居る)

寝起きの頭でそう思った。


縁起でもない夢とは裏腹に穏やかに過ごした日曜日。

平均的な男の日常を綴るFMラジオの番組を聴きながら夕刊を広げた透はお悔やみ欄に見知った名を見付けた。

それは会社の同僚の名。

御尊父の葬儀の喪主として記されていた。


明けて月曜。

メインの仕事を終えて燃料を入れに会社に戻った。

この後、火曜日の午前の仕事の荷物をトラックに積み込む予定だ。

給油ついでに事務所の配車表をチェックすると明日の午前の仕事が消えていた。

配車した人間は何の連絡も寄越さずに既に帰宅している。

透はその場にいた課長に配車表を示して尋ねると、荷下ろしの方法が変わった為に会社にあるトラックでは配送出来ずに傭車(外注)を手配したとの説明を聞いた。

結局、月曜も火曜もメインを残して予定は変更となった。


この能力、根拠が無いだけに自分自身ですらアテにしていない。

妙に高い的中率に、ただただ薄気味悪いと思う透だった。






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