表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪 談   作者: 冬月 真人
PR
79/103

【能力・前編】


見えないものを見たり、少し先の未来を言い当てたり……

そういった能力はいつ会得していつ失うのか。


和恵が未来を言い当てていた時期は彼女が29〜31歳までの間。

その的中率は100%と驚異的なものだったが、希代の霊能者や超能力者になれなかったのは視ようとして視る能力が無かったからだろう。

たまたま夢に見たり、ふと胸騒ぎ感じたり……

勘に近いものなのかもしれない。

無数に見る夢の中から、胸騒ぎの中から本当の未来を選び視る。


ある夜のことだ。

並んで寝ていた家族4人。

夜更けに眩しさを感じて、英雄、透、涼子は目を覚ました。

そこにはタンスの上の飾り物や、本棚の本を畳に並べる和恵の姿があった。

「何してるの?」

光が痛くて半開きの視線を3人は向けた。

「なんだかね、地震があったら怖いなぁと思ってさ」

(明日の昼間にでもやってくれ)

間違い無く3人は同じ思いだっただろう。

そんな事はお構い無しに和恵は作業を続けると、全てを畳の上に下ろしてから床に就いた。


その約半日後の午前11時過ぎ、浦河沖を震源とする大地震が北海道を襲った。

日曜日だったその日、大慌てで外へと避難した英雄達だったが、揺れよりも何よりも昨夜の和恵の行動にただただ驚くだけだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ