◇混浴でドッキリ◇
チャポーン
ちょろちょろちょろちょろちょろちょろ
・・・・・
……
あれ?
どうしてこうなった?
気がつくとレオと混浴してた。
いつもリュリュの髪を洗ってあげていたから、つい癖というか流れで。
ハッと気が付いたのは背中を洗ってあげている時。
アレオレ、ナニシテンノ?
けっこう筋肉質なんだなーって思ったとたん我に返った。
というか俺の言う事を素直に聞くレオが怖い。
まだ目覚めたてでぼーっとしてるんだろうか?
商人さんとニアミス事故があったので、念のため水着着ていてよかった。
念のために水着全サイズ用意しといてよかった。
というか、回復したてで、意識戻ったばかりの人、温泉にいれてよかったのか?
湯上りに浴衣用意してたのでレオに着せてみた。
うーんエキゾチックJAPAN・・・違うか。
意外と紺の浴衣が似合ってます。
そして、素直すぎるのが怖い。
帯の締め方がわからなかったようなので結んであげる。
俺も適当なんだけど。
なんというかカッコイイ。さすがウィルの弟。
イケメン力ハンパない。
俺の脳内の腐った友人も大満足のようだ。
「食事は、とれそう?」
1か月強を仮死状態でいたからな。どういう仕組みなのかわからないが内臓方面もまだ本調子じゃないだろう。
重湯みたいなものからはじめた方がいいのだろうな。
とりあえず家に戻ろう。
俺のイメージから起こした家だけど。
果物と重湯とオートミールを用意して、レオの部屋をノックする。
…まだ本調子じゃないのか、レオはベットに潜り込んで眠っていた。
俺もそろそろ戻らないと居ないのがシュタイン家の者にバレる。
リュリュ用にホットケーキを焼いておいたのを、レオの分を取り分けておいておく。
目が覚めたら食べるだろう。
目覚めてよかった。
他のことはけして順調じゃないけれども、レオの命が繋がったのだ。
本当によかった。
レオが寝かされていた「生命の蛾の女王のゆりかご」を覗くと、土人形は壊れて床にサラサラになった土がこぼれていた。
どうやら役割を終えて、形が崩れたようだ。
俺から流失していたマナの流れも今は止まっている。
俺は浴衣から変身で、あちらの家の室内着に着替えて亜空間と現実を隔てるドアを潜り、シュタイン家へ戻った。
リュリュを起こさないように、固いベットに潜りこみ。俺も眠ることにした。
そんなに早起きしなくてもシュタイン家の朝は遅い、明日は鍛錬を休むことにしてゆっくり眠ることにした。
どのみち、レオの様子を見に行かなければならない。
レオが本調子になるまでは、忙しくなりそうだ。
朝、レオの様子を見に行く。
浴衣で寝乱れていて、色っぽすぎて直視できない。俺はそーっとシーツをかけてやった。
夕べ用意してあった食事は・・・うん。完食されている。
パン粥と果物と少量の肉入りスープをおいておく。
あと、俺のインベントリから、ホーンラビットの肉とパンを出しておく。
そうそう頻繁に覗けないから、レオには自力でがんばってもらうしかない。
俺は物音をたてないように注意しつつ亜空間の扉を閉じた。
レオが本調子になったら、これからのことを相談しよう。




