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JKだけど異世界で真の漢に俺はなる  作者: 相川ミサヲ
第3章
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◇外掘りを埋めてくる作戦のようです◇

引き続き、ちょっと性的な表現があります。

苦手な方はスキップを推奨いたします。



 で、結局、魔法で水を湯に沸かし、お風呂に入った。

 さっぱりして着替えをしようと服を選んでいると、思い出した。

 「新しく開発された『変身』ってどうするのかな?」


 「ヘンシン」

 「へーんしーん」


 なかなか痛々しい事だ。心が折れた。


 おおおう


 ゲームみたいに、メニューとか説明が見らればいいのに。

 ベットの上であまりの恥ずかしさに七転八倒していると、ベットの上に並べておいた選んでいる途中の服が消えた。


 あれ?服?どこいった?


 インベントリかな?

 意識を集中させてみるが、ギルドで売る時に中途半端に余った薬草しかない。


 あれ?


 剣道道具一式は?

 制服とかジャージは?

 あっちの世界から持ち込んだものはインベントリに入れておいたはずなのに。


 さらに意識を集中させてみるとインベントリ以外に何か品物が仕舞われている場所がある感覚がする。


 そこに意識の手を伸ばすと、急に何かが開いた。


 アイテムボックス?


 さらに、その中にワードロープという概念がある。


 意識を集中させてみると、その中には「剣道」「ジャージ」「女子高校生」という枠があって、ポージングをしている黒い人型に一揃い服が着せ掛けられているイメージが伝わってきた。


 え?なにこれ。


 ためしに「女子高校生」とつぶやいてみると、俺は制服を着ていた。ご丁寧にも足にはローファー、片手にセカンドバックを持っている。


 お!おもしろい。

 これは変身というより早着替え的ななにかではないだろうか?


 室内のクローゼットの服をいろいろ引っ張り出し、いくつかある枠にコーディネートしてアイテムボックスの中のクローゼットにしまっていく。


 「冒険者(魔法剣士)」

 アンダーシャツに革の鎧、黒の細見のズボンにブーツ。腰には魔法剣を穿いている。俺がいつも依頼を受ける時の恰好だ。


 「魔法使い」

 ローブは買っていなかったので、装備されなかったが手に杖を持っている。


 「町民(ワルシャール国)」

ゆったりとしたチュニックにズボン、ショートブーツ。俺がいつも家の中や町の中で着ている服装だ。


 「メイド」

 レオの誕生日の時に渡された服だ。ヘッドドレスをつけ紺色で白のラインとフリルがついている。ひざよりちょっと短い丈のワンピでニーソックスに革靴を履いている。


 「…」

 くるりと姿見を見ながら回ったところで、ドアを開けかけてこちらを見ている ウィルと目があった。

 しまった楽しすぎて気が付かなかった。


 「…ノックしたのだが」

 午後を休みにして帰ってきたらしい。


 「その、新鮮だ。似合っている」

 これは、そうは見えないが鼻の下を伸ばしていると表現される表情ではないだろうか?

 彼は部屋の中へ入ってくると、上から下まで視線を走らせ、満足そうに微笑むと抱きしめてきた。

 背中に回された腕がけしからんところへ伸びてきて…


 はひゅん!


 変な声出た!


 「しっ。声を出すな」

 そういうと唇を塞がれた。


 まだ外明るいってか昼間なのに!


 抗議しようとするが、執拗な手は身体のいたるところをなぞり、抵抗する気をなくしていく。

 ウィルの手や指先や唇によって、身体が作り変えられていくみたいだ。


 悪戯っぽい笑みも、エッチなことを考えている時の悪戯そうな表情も

彼がふつうの人間であることを俺に伝えていた。

 完璧超人でもなく、超絶イケメンでもなく、ウィルハルト・ディーバという個人。


 せっかく身体を洗ったのに、また・・・。

 こっちには「明るい家族計画」的なアレがないのはわかっているけど、他のカップルはどうしているのであろうか?


 「……出来ちゃうかも…」

 避妊をしてくれとか女の側から言うのはハードル高すぎる。

 「作る気でしている」

 それが彼の返事だった。

 「え」


 つまりは子作り宣言です。いろいろスピーディすぎでしょ。

 たしかに10代から結婚するこの世界の常識からいえば、ウィルが家庭をもって父親になるには、ちょっと遅めなのかもしれないけど。


 言葉はうれしいが18かそこらで出産とか育児とか、できるんだろうか?

 元の世界の中学時代の同級生の中にはもうママになっている子もたしかにいたけどね。


 「俺の子ども、産んでくれるか?」

 抱きしめられ、耳元で囁かれた。

 これはプロポーズというのであろうか。

 「は、はい」

 速攻で答えていた。俺ちょろすぎないか?


 「落ち着いた頃、王都に迎えにいく。もう誰にも付け入らせるな。もう俺のものなんだからな」

 額をくっつけ、そう甘く囁く。

 ちょっと待って。「もう誰にも付け入らせるな?」

 …付け入ったのか?。

 なんだかモヤっときた。



 流されて関係を持ってしまった感がするのだが、今後どうしたらいいのだろうか?

 考えても答えがでない。

 そもそも、俺はどうしたかったのだろう?



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