女魔王、得意のカレーライスを少女に食べさせてあげる
私が助けた女の子の名前はナリアという12才くらいの少女だ。
彼女から聞いた情報だと、何処の国に行ってもザラムという国王が国の全体を支配しているので、横領、特に賄賂等の性接待が中心になって行われているとのことだ。女の子は国王との接待を受け、運が良ければ、高い地位になることも出来るのだとか。そのため、女の子等は、ザラム国王との性接待に命をかけるみたいだ。。
彼女ももしかしたら、そのまま、成長していれば、ザラム国王に狙われていたかもしれないな。そう考えると、とても心が苦しくなる…。おばさんとして、女として、この性接待は許されるものではない。必ずしや、私はザラム国王の企みを阻止し、この世界を平和にすることを誓ってやる!!。
その前に、ナリアちゃんに私の得意のカレーライスを食べさせてあげたい。いったい、どんな反応をするのだろうか? 美味しそうに食べてくれるかな? 又は喜んでくれるかな?
ちょっと楽しみだ。
私は農園から取れた、人参、タマネギ、ジャガイモを使って、料理魔法でカレーライスを作っている。鍋の中でぐつぐつ煮るカレーに香りは充満していた。そしていっぱいのお米が炊飯器の中に入っている。
「う、うわーっ。とても良い匂い。お腹空いたなーっ」
「待っていてくれ、もうすぐで完成する」
ナリアちゃん、三日も食事をしていないから、お腹が減るのも仕方がない。聞いたお話しだと、残飯しか食べてこなかったようだ。おばさんの心としては、何とも…可哀想なお話しだ。
だけど、私の作ったカレーライスを腹一杯食べて欲しい。彼女には、少しでも幸せになって欲しいから。
カレーが出来ると、ご飯をお皿に入れて野菜が入っているルゥーを入れる。そして、そのカレーライスを彼女が座っている前に差し出す。
「こ、これ、食べれるの?」
「うん、凄く美味しいから食べてみな」
「はい。で、では、い、いっただきまーす」
ーパクッー
「お、美味しいーっ!! こんな美味しい食べ物、初めて食べた! ねえ、魔王さん、この食べ物、なんていう食べ物なの!?」
「この食べ物は、カレーライスっていうんだ」
「凄い、こんな高級な食べ物、食べたことがないわ!! 恐らく、王族の人達も食べたことがないんじゃないかしら!!」
「ナリアちゃん、私はそんなに凄いことはしてはいない。ちょっとした得意料理を作ってあげただけだ」
「ね、ねえ。魔王さん、私、ここに住みたい。だって、魔王さん、凄くやさしいし、魔族の人達も何もしてこない。むしろ、私に凄く親切にしてくれる。だから、お願い、ここに住ませてください」
彼女は深々、頭を下げて、私にお願いをしているようだ。そんなの決まっている。最初から私は彼女を引き取ることを決めていたからだ。
「分かっている。そのかわりにだな、ナリアちゃん、魔王城でお仕事をして欲しい。それが、私からの約束であり、条件だ」
「お、お仕事?」
「うん。ちょっと難しいかも知れないけど、頑張り屋のナリアちゃんなら出来る。そのために私は君を引き取った」
「わ、分かりました。私、魔王さんの役に立てれるように頑張ります!」




