女魔王、魔王城を改革する
やっぱり、組織は魔族、モンスターが元気で、健康であることが、一番だ。
食事も提供したし、さらにすることは…。
入浴か!? 確かにここの魔王城には広い入浴はあるものの、結構汚くて使われていない。理由を聞くと、水が全然ないとのことで、みんな入浴出来ないとのこと。だからみんな魔族は結構、体臭がきつめ。
それなら、入浴場を綺麗にするために清掃魔法を使い、入浴場を綺麗にした後、水魔法を使い、水を入れた。
「み、水だ!! 魔王様が水を出したぞ!!」
「こ、これで、俺達は久しぶりに入浴出来るな!!」
「魔王様、ありがとうございます!!」
魔族達のお礼を受け止める私。そして気になったのはキッチンと食堂。
見に行ってみると、食堂、キッチンが凄く汚れている。
やっぱり…私は再び、掃除魔法を使い、食堂、キッチンを隅から隅まで綺麗にした。
そして、一番気になるのは間違いなくトイレ。どうなっているのか?
様子を探り、見つけてみると、全く手をつけていなかったのか、たくさんの垢と汚れ、臭いにおいも発している。こりゃ…ヤバい。
こういう時にも掃除魔法は便利かも。すぐさま、綺麗さっぱりにトイレを汚れ一つもなく、ピカピカにする。
これで…完璧だ。後は、もし、魔王城を改革するなら。総務はあるのか?…。
そう思い、階段を登っていく。埃だらけで凄く汚い。掃除魔法で廊下をさっさと綺麗にすると、目に入ったのは汚くなっている、総務部という文字、さらに隣の部屋には人事部がある。
総務は文書を扱う部、そして、人事は人を雇うためにある部に分かれている。入ってみると…。
みんな寝ている。お仕事をしていない。何しているのかしら?
私が魔王に就任したというのに、この大事な総務部はみんな知らないのか?
どうなっている? これは…。
報告、連絡、相談…出来てない…。ここの魔王城は出来てない。
初代魔王の時はどうなっていた? 知らないが…。
さらに人事を覗いてみる? 隣も似たような感じ。これは…クルーエルに相談だな。
私は、経緯をクルーエルに伝える。すると、彼から謝罪が…。
「魔王様、大変申し訳ございません。初代魔王様が亡くなられてから、組織が機能しておりませんので、あのような自体になっております」
「そう…。なら彼らに伝えておいて。仕事しない奴はクビにするからって。今日、就任した二代目魔王が伝えてたこともな」
「分かりました」
まっ、これで念を押しておけば、彼らもやる気を出すだろ。
そして私は、初代魔王がいた部屋に入る。
全く清掃されていなかったのか、埃塗れで凄い汚い…。掃除魔法で広い部屋を綺麗にピカピカにする。
よし、これで、魔王部屋も綺麗になったな。満足した私は部屋の中にある机の前に立ち、彼に伝える。
「クルーエル。ごめんだけど、この看板板、二代目魔王にしておいて」
「はい」
綺麗になった椅子に座り、脚を組んだ私は夜空に映っている景色を見ていた。




