女魔王、魔法を使って魔族達を満足させる
早速、魔王城の中を案内された。すると、魔王城の中はとても汚れている。
うーん、魔王城の中はとても汚れているようだな。そうだ、ステータスの中に掃除魔法が入っていたはず。
掃除魔法を使う…。すると、魔王城の部屋の中の壁にあった黴、真っ黒になっていた床の汚れも取れてとてもきれいになった。これには魔族、モンスター達もびっくりしている。
「魔王様、凄い。魔王城がピカピカです」
「魔王様、今のはいったい?」
「クルーエル、今のは掃除魔法だ」
「せ、掃除魔法…魔王様、凄い能力を使ったのでは!?」
「何よ、こんなこと、朝飯前よ。」
すると、彼らから腹の音が聞こえました。
「魔族の人達、お腹をすかせているのか? だったら、私が料理を作ってあげるぞ」
「何だ、何だ。突然、料理が出てきたぞ!」
料理魔法を使い、カレーライスを魔族のみんなに提供し、食べさせてあげた。
「魔王様、大変美味しい食べ物です。この食材は何という食材ですか?」
クルーエルは大変驚いたような表情でいう。
「これはね、カレーライスっていうんだ」
「カ、カレーライス…凄い、こんな凄い物を食べれることが出来るなんて」
彼は驚いて感動しているようだけど、私からみたらまだまだだ、何故なら食材が天然ではない。農園から採れるからちゃんとした食材になるのだ。
だったら、魔族のみんなにちゃんとした美味しい食材を食べさせてあげたい。
田中比佐代の時は、カレー店だけではなく、農園までしていた。お客様に満足して貰うため、天然の野菜を使ってカレーライスを作ってお客様に提供していた。
そういえば、ステータスの中に農園魔法があったはね。確か、あれを魔王城の敷地に使えば…。
「クルーエル、魔王城の敷地に農園を作りたいけど、良いか?」
「農園?」
私は、頷く。
魔王城の敷地に空いている敷地に農園魔法を使い、魔王城の外に畑を作り、種を植えて天候魔法で雨を降らせた。
「何をしているのですか? 魔王様?」
「畑を作って、耕し、種を植えて雨を降らせてる。より、美味しい食事を提供出来るように」
「は、はぁ…」
「あなた方魔族に美味しいカレーライス食べさせてあげるからな」
「ちょ、ちょっと待って下さい。魔王様、私達、そこまでされなくても大丈夫です!!」
あの冷静沈着なクルーエルが妙に落ち着きがないような感じでいう。
「何、言ってる? あのな、私はな、こうしないと落ち着かない!? 魔王がこう言っているんだから、いいじゃない。好きにさせて」
「は、はぁ…魔王様…」
「うん? 何?」
「魔王様ってもっと偉そうにしていると思ってしまいました。初代魔王様の時はとても偉い感じで、私達にコキ使って清掃やら、料理やらさせていましたから、だからあなた様みたいな魔王は初めてで」
「初代魔王がいたのか?」
「はい、初代魔王様は寿命により亡くなってしまって…。しかし、あなた様がこうして、魔王様になってくれたので、魔王城の組織の機能は助かりました」
「っていうことは、私は2代目魔王ってこと?」
「そうですね、そう解釈していただければ」
なるほど、私が2代目魔王…。じゃあ、初代魔王がいない間は、組織は成り立っていなかったということだな。
なるほど…。じゃあ、これから組織は私が中心になって作りあげて行かなくっちゃ。




