女魔王、補佐役ナリアの見解を聞く。
私は目の前にいる、ナリアのステータスを見ている。やはり、この子は私の補佐役に相応しいだろう。
名前ナリア
攻撃20
守備25
精神知性150
能力 豊富な情報量 知識 魔王軍の組織の調整 人材発掘
「魔王様、何をニヤついているのですか?」
「いや、お前のステータスをみていた」
「私の…ステータス? なんですか? それ?」
「ああ…。私に、数値、能力を教えてくれるものだ。このステータスは私にだけ見える」
「へー。そうなのですね」
「このステータスを見てナリアは補佐役にあっていると思ってな。だから、任命させてもらった」
「な、なんだか、良く分かりませんが、ありがとうございます。私、本当に頑張りますので」
そんなことを言ってくれる彼女が、とても可愛い。なでなでしてやろう。
「ま、魔王様、頭を撫でられると、何だか恥ずかしいです」
そんなことを言われると、私もとても嬉しい気持ちになってしまうな。
何せ、彼女は孫みたいな物だ。だから、その屈託のない笑顔をみると、とても癒される。
「あの…。実は魔王様にこの国に対する私の見解を聞いて欲しくて…。」
「どんな見解だ?」
すると、ナリアの目つきが変わる。
「はい、私の見解を簡単に説明致します。実はこんなお話しを聞いたことがあります。この国には秘密結社が存在していると。彼も、秘密結社の一人みたいです」
「彼?」
「ザラム国王です。ザラム国王は秘密結社の一人であり、他にも秘密結社がいるみたいです。彼は秘密結社のトップでもあり、また、あらゆる教会も乗っ取っており、ザラム国王が使う邪神を崇め、その力を増幅させているというお話しがあります」
「邪神…?」
「邪悪なる神です。それは古代より、言い伝えられていた伝説の神魔族。世界を滅ぼす程の力を有しており、今は彼の持っている、紫色の伝説のダイヤの中に封印されて眠っております。あの時の貴族の男が持っていたダイヤの欠片がそうです。邪神はその中でその力が覚醒されるまで待っているのです。力を蓄えて…。」
(うーん。おばさんである私にはあまりにも難し過ぎて分からないな)
「しかし、彼、一人の力でここまでの権力が持てるのかどうか…。疑問です。もしかしたら、ザラム国王よりも、もっと裏で動いている者がいるのではないか…。もしかしたら、あの国を超えた存在がいるのかも知れない」
これが、彼女の見解のようだ。
なるほど。まぁ、簡単に言えば敵はザラム国王だけではないことになるな。それにしても、ナリアの情報量は凄い。見解も凄いが。ステータスよりも、よっぽど凄いかも知れん。それにしても、ザラム国王が使う邪神に私は勝てるだろうか? 分からない。だが、あの国の犠牲になっている子供達、又は民族の人々のために闘わないと…。私は、心の底からそう誓ったのだから。




