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イクザヤダンジョン転送先

ロックデモナイヤーだ!

まだ捕縛できないアメリア。ダンジョン内はもう隈なく探したのだが、奴は魔物にでも食われたか。

それよりカティーがイクザヤダンジョンへ行ったと聞いた。

何かとんでもない事が起こりそうで怖いぞ

――― ダンジョン転送先 ―――――



「サーニャ虹蛇のステータスを共有する。防御と回避のみでお願い。俺たちが頑張るから」


サーニャの顔が曇って見えた。

今日、ずっと何かを思ったような表情で気になっていた。


「サーニャ・・・」

少し待ってみる事とした。


「カティ。一緒に戦いたいの。守るだけじゃ駄目だと思う」

ラシル

「カティ。私もサーニャに賛成です。虹蛇は水と風魔法が得意で火魔法が弱点です。

カティ、、連携で倒さないか?

私が正面で盾の役割をする。カティーが前衛で攻撃、サーニャは火魔法で後衛をお願いとかどうだろう」


虹蛇の攻撃が来る

「ズドォ――――ン」 

粉塵が巻き起こり、その中に真空刃が混ざっている。 

「くっぅぅぅー」


カティ

「わかった。それで!」


自分でも編成の間違いに気付いてはいた。

守りだけ過保護な程にし、戦闘力だけのチーム分けという最悪の判断になっていた。


それによって少し強めの魔物が出ると、格下にも関わらず苦戦する。

これは、この考え編成や連携がなっていない事を如実に示していた。


言われる事で踏ん切りがついた。

連携を確りとしていかないと駄目だ。

ましてや便利な棒もあるから、連携と指示さえ確りしたなら、パーティーの強さは格段に上がるはずだ。

また少なくとも、メンバーの得意技や状態を判断し的確な指示を飛ばせないといけない。


今迄の闘い方や編成では、何時か必ず負ける時が来る。

負けるイコール死だからな。


俺はこの死に臆病になるばかりに、結果的にはメンバーを逆に死に近づけていた。


虹蛇は昆虫のような透明な羽が頭の後ろの方についていた。

羽の部分が震えるたびに、風魔法が発動されていた。


これが厄介で俺達の前方への視認性をも損ねていた。


また、ここの岩盤が水色であり、その色と虹蛇の色が同化して見えにくい。

この事が更に対応の後れを生じさせていた。


特に尾からの鞭のような突きの攻撃は稼動部も少なく、風魔法と重なり見えた頃にはくらう事も多い。

それに加え、注意が必要だったのが口から高速高圧の水ブレス。

この攻撃には致命打に成りうる威力がある。


恐れる事による注意力の拡散が更なる混乱につながるだろう。

俺は、前衛で攻撃をしつつ、全体把握をし指示を飛ばす事とした。


『ラシル、ブレス、右前方から』


この攻撃を防ぐラシル。

ラシルの風防壁魔法の効果は素晴らしいものがあった。

ラシルは時折、虹蛇に対して威嚇もするため攻撃はラシルへと集中していた。

この事で俺たちの動き易さは格段に上がっていた。


『右斜め後ろ10mに2体増えた』

下方の位置はラシルに向けての風魔法が常に放たれ、視界を削いでいた。

この為、俺はできる限り高めの位置をとり全体を見つつ攻撃する事にした。


また、サーニャの火魔法が効果的に放たれることで、虹蛇に隙が生じていた。

俺は、この隙を無駄にしないよう火をエンチャントした剣で首を切り落としていった。


攻撃力が高く苦戦はしたが後から、呼び寄せられていた虹蛇含め5体を

思うよりはるかに速く倒す事ができた。


「サーニャ、ラシルありがとう。これからは頼っていくよ」


その時・・・


『マップが共有されました』


多分コトさんからのマップだな、やはり、ここは25階層なんだ。

コトさん達が歩いていたと思われる軌跡(道)がマップの上方に沢山表示されている。

今俺達がいる場所は短い道が少し書き加えられただけだ。

ここを進む事でボスの部屋が在るかもしれない。


ボス討伐すれば、地上に戻る魔方陣か下に降りる入口や階段が現れえるだろう。

地上に戻るには、元の位置からは期待できないので前に進む道が最も可能性が高い。


「とりあえず前に進むか・・・」


今度はダークタイガー!!

ダークタイガーは黒魔法を使ってきた。闇槍(ダークネススピア)を多重発動してくる。


『ラシル今度は俺が盾になる。中央で引き付けるから、ラシルとサーニャで魔法攻撃お願い』


一定の距離まで詰めるとダークタイガーは両前足を上げオレに襲ってきた。


『いまだ』

竜巻槍トルネードスピア

氷射矢アイスアロー

攻撃に集中し無防備になったダークタイガーを簡単に倒した。


その後も連携の練習をしつつ、ボスの部屋の前にようやく到着した。


少し自信もつき顔を見合わせる。

うん。


「いこう!」


ボスの部屋は一転黒い壁面の部屋だった。

中央にはケルベロスがいた。


――――――――――

種別 ケルベロス

ランク A++

HP 8820

MP 8820

攻撃力 2164

防御力 1928

魔力 2199

俊敏力 972

得意  火

弱点  水

――――――――――


俺が盾役となり威嚇で引き付ける。

自分の盾に水をエンチャントした。

思った通りケルベロスの口から火弾が来たが、三つある顔は威嚇に影響しなかったのか冷静に3者を見ている。

『サーニャ閃光魔法を放って一旦下に回避して』

ケルベロスはその眩しさで目暗ましは十分効いたようだ。

俺はそのタイミングで再度威嚇し、氷槍(アイススピア)も放った。


『ラシル 首に風魔法お願い』

ケルベロスから血しぶきが飛ぶ。

次の瞬間ケルベロスは大きく右後方に飛び下がり、火弾を多数放ってきた。


簡単にはいかないか。


ケルベロスの火魔法が更に数が増えてくる。

この部屋全体燃えていないか・・・

かなりきつい

でももう少しだ。水壁(アクアウォール)水壁(アクアウォール)

火を防ぐと前足の攻撃が来る。

これだけはくらってはいけない勢いだった。


サーニャが氷弾(アイスバレット)を連打に放つ。

ぐら付いたケルベロス。

そこを見逃すことなく、ラシルが残りの首を切り落としていた。


ラシルがいて助かった・・・


「ドドーーーン」


珍しく魔石のほかにアイテムが落ちている。

聖魔法の指輪だった。


ボスを倒し現れたのは転移の魔法陣だけであった。


「下に行く階段は在りませんね」

「本当だ。転移して戻るしかないのか?」

「一応周りを探してみましょう」


隈なく探すがこれと言って、変わったところは見つからなかった。

一旦報告もあるし戻ろうという事になった。


転移魔法陣に皆で入る。

3人が光に包まれていく。

「 ファーーーー 」


移動した先は、いつもと違う出入口であった。

深さにして20m程しかない洞窟だった。

そこを抜けると四方が険しい山に囲まれた小さな建屋が見えた。


外ではあったので便利な棒で連絡を取ってみる。

コトさんには繋がらなかったが、次にかけたキリトにつながった。

『カティかい。今何処にいるの?』

『地上に出たのだけど、知らない場所みたいなんだ』

『いま黒姫のコトさん達も5層のマーキングされた場所にきて調べているところ・・・ザザザ―――』

『あぁーーー ザザーーー』


切れてしまった。

その後何度かかけるが繋がらないので、ロックさんに連絡をする事とした。


・・・・


お読みいただいた方、本当にありがとうございます。

少しでも面白かった。続を読みたい。こう思っていただけたらブックマークや評価いただけると嬉しいです。評価はこの下の方にある星です。☆☆☆☆☆  引き続きよろしくお願いいたします。


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