サントモーリシャス魔法学院入試前
こんにちはマクラスです。カティは無事アノン商会 会頭と会えただろうか?
彼はかなりのヤリ手だ。カティも彼から学べることは多いだろう、きっと気づいてくれるだろう。
――― 魔法学院入試(1) ―――――
ようやくエクスワンに到着した。
2日の無謀な計画は結果的に破綻し、倍の4日間掛かってしまった。
それでも、通常だと馬車で8日かかるので倍のスピードにはなったし良しとしよう。
しかし・・・
とても濃い4日間だった。
馬車の公職令嬢は実は同じ年齢で、同じくサントモーリシャス魔法学院入試が目的であった。
それで結局ここまで一緒に移動したのだった。
(襲撃は俺狙いだったけど・・・まだ狙ってる可能性もあったしね)
エクスワンは白くかなり高い城壁で守られており、これまでのどの街より大きかった。
城門からの通り門は、貴族用とお冒険者商人用が判れており此処でお別れする事になった。
「護衛隊長殿、サーニャ様 ではこれで失礼いたします」
「ありがとうカティ。サーニャでいいわよ。お互い頑張りましょうね」
城門を潜るとかなりの大きな広場になっていた。
新鮮だ、やっと来た。
受かるか判らないし取敢えず宿屋だな。
その時に声をかけられた・・・
エルフ二人だ!(ちょっとテンション上がるよ)
「すいません宿屋を探しているのですが、何処かいい所はないでしょうか?」
「私も受験者でここには住んでいないのですが、父の知り合いのアノン商会に尋ねる事になっています。
よければご一緒にどうですか?」
「助かります。私はキリト 彼女はエルカです。実は15歳になりサントモーリシャス魔法学院入試を受けに来たのです」
「じゃあ一緒ですね。カティです」
エルフは15歳までは人間と同じくらいで成長しその後がほとんど年を取らないらしい。
700歳を超えて生きるとか・・・
10倍は違うっていうから200歳でも見た目二十歳って事か・・・
2人は既に超絶美人な女の子と男の子の2人であった。
「お二人はどこから来られたのですか?」
「キシャーヌというエルフの国です。途中紛争地帯を通らないと此処にこれなかったので命がけでした」
「キシャーヌとお隣のジオラド騎士国は常に小競り合いをしているのです。エフグランド帝国からドワーフの国に入りやっとここまでたどり着きました」
さらっと話しているが、そんなに命がけで・・・
「大変だったのですね」
貰っていた地図をもとにアノン商会に入る
商会は1回がかなり大きな店舗になっており、2階に上がる階段前に商会に用事がある人向けの受付があった。
「どうしたの?お嬢ちゃん。アポイントメントはあるのかしら?」
「アポイントメントはないのですがアノン商会のジャイドさんをお願いします。」
「・・・・」
「お嬢さん、それは無理だわ。本当にジャイドという名前だったの?」
「はいそうです。父の友人なのです」
「ちょっと待ってもらえるかしら」
暫らくすると、白髪の紳士が現れた。白髪だけど若そうで40歳くらいだろうか。
「君がカティかな、ジャイドです。本当に女の子みたいだね。ようこそエクスワンへ、ようこそアノン商会へ」
「君、応接室にお茶をおお願いね。 カティ、ついてきてくれるかな、少し落ち着いて話そう」
「ジャイドさん、この子たちも一緒でいいですか?」
「ん? あぁ構わないよ。お友達かな。皆さんもいらっしゃい。どうぞこちらへ」
俺達はかなり立派な応接室に通された。
「カティ君の事はよく聞いている。友達は途中に出会ったのかな。今日はそんなに話しても疲れると思うので、宿屋を案内してくれるヤッポーがもうすぐ来るから、直ぐに手続するといいい。来るのに少し時間あるから例のモノ見せてもらっていいかな」
「魔法リングですね。 これです。これが最高級品です」(積層化5層のリングだ)
カティは以前作った積層魔導リングを取り出した。銀の魔導リングは虹色に光を放っている。
エルカ キリト 「きれい」
ジャイド「凄いな!これはこちらでもバカ売れだな・・・周りの戦争をしている国々に知られると不味いような代物だ。ちょっと嵌めさせてもらうよ」
「ウォッ」
鑑定より、はめた時の実感が凄いな・・・
その後俺達はヤッポーさんの案内で宿に連れて行っていただき、3日後の試験に備えるのだった。
◇◇◇◇
ジェイド
「ヤッポー無事送ったかい。
カティの宿代はうちで持ってくれ。
それよりこれだ」
ヤッポー
「もの凄い魔導リングですね。
今後これを取引されるのですね」
ジェイド
「あぁそうだ、バカ売れ間違いなしだ。
ただ慎重に販売しよう。それと、カティと連れの女の子ラシルを鑑定して見たかい?」
ヤッポー
「えぇして見ましたが、鑑定した事バレていますね。
しかもジェイドさんも気が付いたと思いますが・・・どうやっているかわかりませんがステータスを書換えているようですね」
ジェイド
「あぁ。 正直なところ脚が震えていたよ。
もの凄い強さだと思う。
カティは面白い。長い付き合いになりそうだ」
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