立入禁止のダンカスの森
ガウェン
あいつは今頃旅だったかの・・・
カティ 急げ、早く強くなれ!わしは今魔族の動きを調査しているが、何度も危険な目にあった。
もの凄く危険になってきているぞ・・・無事だといいが。
ダンカスの森(1)
朝早くダンカスの森に向かって歩き出す。
ビッカンボの街は簡易的な木の柵で囲まれており、
その何か所かで入出門チェックしていた。
カティ「あのぉ」
門番「・・・・」 何も言わない・・・
カティ「失礼します」
何も言われない・・・スルーかい(笑)
怪しい人だけ停めるのかな?まあ好都合だし急ごう。
街道沿いを歩くと直ぐに道が分かれていた。
道標が立てられており、ダンカスの森の方には血みどろになった戦士の絵が描いてあった。
判り易い忠告だ。
もちろんそちらに向かうが、何人かいるし止められても困る、速度を上げるか・・・
ダンカスの森方面に足を向けた後、かなりの速度で走りだした!
「・・・・・」
何やら騒ぐ声が聞こえたけど、ごめんなさい。
昨日夜はギルドとその隣接したBARに忍び込み情報収集しておいた。
ダンカスの森は広大だった。
イシュグランド王国側に抜けるには150km程も続く。横はもっと長く200kmはあるらしい。
道という感じも入り口から数キロで、方向を見失い亡くなる人も多くいるらしい。
対策としての一つは風のバラ(ウインドウローズ)と呼ばれているコンパスだ。
(この異世界にもあったんだな)
これはビッカンボの街で売られており金貨50枚とかなりのボッタクリだった。
(買ったけどね 金貨1枚は10万円だから500万円ですよ・・・ボッタクリでしょ!)
ただ、森の最深部ではこれも狂うそうだ。
ダンカスの森ではこの方向性より、今自分がどこにいるか位置を知る事が方向より重要なようだ。
森なので方向はわかっても真直ぐには歩きにくい。
このため知らず知らずずれていき思わぬ大回りとなり遭難することも多いそうだ。
距離があるので塵も積もれば山となるって感じかな。
この為、先駆者が位置の目印となる杭を至る所で打ち込んであったらしい。
これだけが頼りだったようだが今はこの殆どが朽ちており、それに伴い行方不明者が後を絶たず
森に入る事が禁止されているそうだ。
それを聴いて対策も考えていた。
俺が思いついた真っすぐ進む方法はもっと簡単だった。ただし魔法チートだからできる方法
向かう方向を確かめたら、その方向に向かってレーザーかのように魔法を放つ。
考えた結果、火は燃えるので風魔法のトルネードビームみたいな感じだ。
早速やってみる。
竜巻槍
「ズドドドドドドドドドドドーーーン」
真直ぐの目印が1km以上できました。
このダンカスの森に出る魔物の情報も入手していた。
聴く限りは大きな脅威となる魔物はいなさそうだった。
B級のトレントとC+級のグレートウルフは遭遇したら絶対に逃げたほうがいいと
上級冒険者も言っていたので気を付けるくらいかな。
ウルフとかは群れに囲まれるとさすがにヤバいだろうからな。
出現する魔物は以下の情報だった。
Bトレント
C+レッサーサーペント、アーマードボア、グレートウルフ、デビルドッグ
C一角ベア、ウォードッグ
D++ワイルドボア
D+レッドブル
Dワーウルフ、オーク、シャードドッグ、ベイカー
さてどんどん進もう。
俺は走りながら魔物退治することとした。
索敵
シャドウドッグの群れが前方にいるな
鑑定
―――――――――――――――――――――――
種族 シャドウドッグ 12匹
クラス D
HP 120
MP 124
攻撃力 80
防御力 60
魔法力 89
俊敏力 55
スキル 闇槍 闇爪
得意 闇
弱点 光
―――――――――――――――――――――――
シャドウドッグは真っ黒で大きめの犬型の魔物だった。
森の濃い影の部分を歩くので視認しにくい、ただ魔力感知で正確に捉えていた。
おっと先制された。
闇槍が多数放たれてきた。
これ見えにくいな、どこかで真似してみるか。威力は弱いが思ったより難敵だ。
さあ、反撃だ!
12匹か丁度だな。
狙い定めて12匹一気に、 氷弾
12個の氷塊が空中に出現し、一気に魔物に向かって発射された。
以前とは比べ物にならないスピードで魔物を一瞬にて貫通させていた。
「スドドドドドドドーーーー」
俺は魔力を鍛えてきたかいがあり 氷弾など初級魔法は多重発動できるようになっていた。
これはサーベルタイガーとバトルした時に、3発同時発動されて俺もできないかと特訓してきた成果だ。
丁度この前12発可能になりました。
今回は苦手な水魔法の強化の目的と、魔物を売るのに傷付けない為この水魔法を多用する事にしていた。
魔法を放つ際にスピードアップと、狙いの精度を気にするようにしていた。
まだまだだな、3匹くらいは眉間を外しており、その内の1匹はまだ絶命していなかったので止めを刺す。
ハーティに魔物の討伐レベルを凡そ教えてもらっていた。
下記がハーティーに教えてもらった目安
Eまで冒険者Dランクがソロで狩れる
Dまで冒険者Cランクがソロで狩れる
Cまで冒険者Bランクがソロで狩れる
C+まで騎士レベルがソロで狩れる
Bまで達人がソロで狩れる
Aまで覚醒者がソロで狩れる
上記で言うとオレは達人レベルらしい。
冒険者としてはまだCランクになっているけどね。当分ギルドカードは書換えないつもりだ。
覚醒者というのはLV80でカンストするらしいのだが、それを何かの条件で超えた人たちらしい。
A+以上の魔物は、その覚醒者たちでもパティ―を成して倒すことになるみたいだ。
ん?グレードウルフか・・・・
直ぐに逃げていったので警戒心が強いのかな。
おっ 今度はアーマードボアだ。
―――――――――――――――――――――――
種族 アーマードボア 3匹
クラス C+
HP 600
MP 150
攻撃力 280
防御力 210
魔法力 180
俊敏力 170
スキル 身体強化 突進
得意
弱点 火
―――――――――――――――――――――――
アーマードボアは鎧のように固そうな皮膚をまとった猪型の魔物だ。
所々皮膚が突きだし角のように尖っていて強そうに見える。
剣で倒してみるか
アーマードボアはすでに身体強化魔法がかかった状態か。
突進を躱し剣に火をエンチャントし首に斬り込んでみた。
「バシュ―」 呆気なく倒せた。
残り2体も・・・ 「あれっ」
2体が連なって突進してきた。
俺の立ち位置まで到達したところで、先頭のアーマードボアが横に飛び、後ろのボアがジャンプして攻撃してきた。
少し焦ったが、スピードが勝るオレにジャンプはダメだね。
少ししゃがみ、飛んできたボアの腹側から切りつけ、縮地で横に飛んだボアに追いつき一撃。
「ザン!」 「ザシュ―」
このクラスになると魔物が協力するような連携技もしてくるのか・・・
この後も多数の魔物を退治しながら、走る速度は緩めなかった。
おやっ これまでより圧倒的に強い魔物がいる。
脚を止めて確認する
トレント 2体だ。 どうする?
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